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【通貨】明日の為替相場見通し=米長期金利など横にらみの展開に

 今晩からあすにかけての外国為替市場のドル円相場は、依然、米国動向を注視する展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=113円00~114円00銭。

 前週末3日にイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演で3月利上げに前向きな発言をしたことを受け、ニューヨーク市場で114円70銭台までドルが上昇した。ただ、週明け6日の東京市場は113円80銭前後の往来圏が続き、欧州時間に入り113円50銭台まで値を下げた。米3月利上げの可能性は高まったが、米長期金利は上値の重い展開が続いており、ドル円も114円後半で跳ね返される展開が続く。こうしたなか、今週末10日に予定されている米2月雇用統計の発表を前に113円半ばを中心とする一進一退が続きそうだ。あす豪中銀理事会が開催されるが、それ以外に目立った経済指標の発表はないだけに、米長期金利を横にらみしながら、依然方向感に欠ける展開となることも予想される。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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