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【市況】2日の香港市場概況:ハンセン0.2%安と反落、香港不動産セクターさえない

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

2日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比48.42ポイント(0.20%)安の23728.07ポイントと反落し、本土企業株で構成されるH株指数が41.09ポイント(0.40%)安の10246.89ポイントと6日続落した。売買代金は821億3100万香港ドルに増加している(1日は762億200万香港ドル)。

本土株安が逆風。内外の景気期待などで小高く推移していたもの、この日の本土市場で主要指標の上海総合指数が安く引けるなか、香港の各指数も終盤に入りマイナスに転じた。米10年債利回りの上昇を受け、金融政策が米国に追随する香港でも金利上昇の警戒感が強まったことも嫌気されている。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港系の不動産株がさえない。長江実業地産(1113/HK)が1.6%安、新鴻基地産発展(サンフンカイ・プロパティーズ:16/HK)が1.1%安、九龍倉集団(ワーフ・ホールディングス:4/HK)が0.6%安で引けた。米金利高に伴い、域内ローンの金利上昇も懸念されている。物件販売にネガティブ影響が及ぶとみられた。

中国自動車セクターも売られる。長城汽車(2333/HK)が1.9%、慶鈴汽車(1122/HK)が1.1%、北京汽車(BAICモーター:1958/HK)が0.9%、比亜迪(BYD:1211/HK)が0.7%ずつ値を下げた。

【亜州IR】

《SK》

 提供:フィスコ

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