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【市況】日経平均は続伸、米国休場で手掛かりに乏しく/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は続伸。5日の米国市場がレイバー・デーの祝日で休場だったことから手掛かり材料に乏しく、日経平均は2円安と前日終値近辺でスタートした。その後は為替相場が1ドル=103.50-60円近辺と朝方からやや円安方向に振れたこともあり、日経平均はおおむねプラス圏で推移し、度々17100円に迫る場面が見られた。しかし、売買フローが少なく17000円台の狭いレンジでのもみ合いが続いた。1日の上下の値幅は約75円にとどまった。東証1部銘柄の8割近くが上昇したが、規模別では小型株の上昇が目立った。

大引けの日経平均は前日比44.35円高の17081.98円となった。東証1部の売買高は15億4267万株、売買代金は1兆6249億円だった。業種別では、水産・農林業、その他製品、建設業が上昇率上位だった。一方、鉱業、海運業、倉庫・運輸関連業など5業種が下落した。

個別では、任天堂<7974>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、ソニー<6758>などがしっかりで、三菱UFJ<8306>は小幅高。小野薬<4528>や日水<1332>が2%超上昇するなど内需・ディフェンシブ関連株に資金が向かった。ピジョン<7956>は前日に発表した上期決算が市場予想を上回り7%高と急伸。また、ノバレーゼ<2128>が連日でストップ高比例配分となったほか、DLE<3686>もストップ高まで買われ東証1部上昇率上位に並んだ。一方、一部証券会社の投資評価引き下げが観測されたトヨタ自<7203>や、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>、ユニファミマ<8028>、アステラス薬<4503>などがさえない。JFE<5411>は2%超の下落。また、前日急伸していた関西スーパ<9919>や、総還元性向100%の目標撤回と報じられたアマダHD<6113>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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