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2016年07月23日07時00分

【特集】【今週読まれた記事】沸騰ポケモノミクス、1Q好業績先取りが人気

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は7月16日から22日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 日経平均株価は8日の1万5106円安値で2番底を確認し、21日の1万6938円まで8営業日で12%超の上昇。英EU離脱ショックに揺れた6月から一転、7月の株式市場は夏の晴れた日の雲一つないどこまでも続く青空のような相場模様となっています。前週末にトルコでクーデターが勃発、円高トレンドから反転したかに見えた為替市場で一瞬、リスク回避の円買いが進み影響が懸念されましたが、クーデターは週末のうちに失敗に終わったことが判明。週明けの世界の金融市場は何事もなかったかのようにドル高、米株高モードに復帰。連休明けは海外要因で下落することの多い東京市場も、週明けは大幅高で始まりました。

 そして市場の話題はポケモン一色。任天堂 <7974> は常軌を逸した大商いとなり、アベノミクス相場が去った株式市場はポケモノミクス相場に沸き立っています。株探のアクセス上位もポケモン関連で埋まりました。最大のページビューを稼いだのは前週配信の「任天堂『究極大相場』へ、“ポケモン狂騒曲”で関連株も乱舞」。ポケモノミクス相場が加速するなか、同記事へのアクセスも衰えを見せることなく読まれ続けました。ポケモン関連株一覧ページも、テーマ株のコーナーとしては異例のアクセスを集めました。位置情報ゲーム関連株一覧任天堂関連株一覧もアクセス上位に入り、この相場が単なる関連株物色ではなく、“ポケモノミクス”と称される経済現象であることを見せつけます。

 物色の広がりは周辺機器「ポケモンGO Plus」の部品サプライヤーになるとみられる電子部品株やスマホ充電器メーカー、ゲーム攻略メディアにすら及び、関連株が急騰することを伝える個別ニュースにもアクセスが集まります。

  ポケモン人気加速、サノヤスHDが青空圏飛翔、イマジカロボは2年9カ月ぶり最高値
  ミツミ、日写印など部品株急騰、「ポケモンGO Plus」で商機思惑
  シライ電子はきょうもS高カイ気配、ポケモノミクス穴株で大相場入り
  エレコムが連騰、「ポケモンGO」でスマホ充電器の需要増に期待
  FDKがストップ高、「ポケモンGO」国内配信開始で電池関連に関心高まる
  マクドナルド一時急伸、全店で「Pokemon GO」ユーザー向けサービス開始
  ハピネットが急騰し新高値、ポケモンGO関連で物色人気に
  AppBankが6連騰、「ポケモンGO」攻略メディアに期待
  カヤック---ストップ高、「Lobi」を運営し「Pokemon GO」関連との見方も
  フリービットが大幅続伸、「ポケモンGO」国内配信の観測浮上で新プランを改めて材料視
  フジHDが大幅続伸、任天堂新値追いで「ポケモンGO」関連として人気波及
  マーベラスが6連騰、「ポケモンガオーレ」展開で関心高まる
  東宝がポケモンパワーで5連騰、引け後の決算発表にも思惑
  第一パンが急騰、「ポケモン」関連の一角として注目集める
  モバファクが一時S高で上場来高値更新、「ポケモンGO」人気で位置ゲー関連にも物色が波及

 人気評論家の北浜流一郎氏もポケモノミクスと任天堂に言及、「爆伸『ポケモン任天堂』が市場席巻!」で、任天堂は欧州という「懸念材料の火薬庫」が横たわるなかで東京市場に現れた“スター株”であるとして、関連銘柄を先回りして紹介。また、「『ポケモンGO』メガヒット、ライバル企業はどう動く? <株探トップ特集>」もアクセスを伸ばしました。金曜夜には「爆騰!ポケモノミクス相場、上昇第二幕入り <うわさの株チャンネル>」を配信。今週のランキングには入っていませんが、ここまでのポケモノミクス相場と今後を徹底取材しています。

 さて、任天堂とポケモンが市場の注目を一身に集めたため影が薄くなってしまいましたが、本来前週から今週にかけて話題になるとみられていたのは、ついに日米同時上場を果たしたLINE <3938> [東証]。「鮮烈デビュー“LINE”、高まる期待『グーグル、ヤフー並み成長も』 <株探トップ特集>」は東京市場での上場初日に改めてLINEの行く末を分析し人気となりました。

 今週にはマザーズ先物の取引開始というイベントもありました。こちらも任天堂人気の割りを食った面があり、「『マザーズ先物』取引開始、そーせい・ミクシィに影響は? <株探トップ特集>」ではマーケット関係者の「任天堂人気によりマーケットから資金が任天堂関連に流出している」という声を伝えています。静かなスタートとなったマザーズ先物ですが、相場は循環するもの。いずれ再び新興市場に資金が巡ってきた時には、マザーズ先物の動向に注目が集まるかもしれません。

 スクリーニングものの記事では、いよいよ3月期決算企業の第1四半期業績の発表シーズンを迎えるにあたって配信した「決算先取り、4-6月期【大幅増益】期待リスト 40社選出 [第1弾]」が大人気となりました。1-3月期の経常利益が前年同期比30%以上伸長し、さらに3四半期以上増収増益が続いている選りすぐりの東証1部銘柄を紹介したもの。24日(日)に配信予定の第2弾と合わせ、是非とも検討していただきたい銘柄リストとなっています。

 また、12月期決算企業の中から増額期待銘柄を選び出した「発表迫る、16年6月中間期【業績上方修正】期待リスト 21社選定」も人気でした。こちらは第1四半期経常利益の進捗率と過去5年の進捗率平均をキーに抽出した銘柄から、為替リスクが高いとみられる銘柄を除外して選んだ21社を紹介。ポケモン関連で値を飛ばした第一屋製パン <2215> はこのリストにも入り込んでおり注目です。

 始まったサマーラリーについて識者に聞いた相場観特集もその1その2その3がともにアクセスを伸ばしました。月末に控える日銀金融政策決定会合と外国人投資家の動向が今後の相場の行方を決めるだろうとの見通しが示されています。裁定買い残の減少に着目し、9日公開の記事で昨年8月からの弱気予想から強気に転じた富田隆弥氏は今週も「ここからの裁定買い余力は小さくない」とし、日経平均が「上昇基調を続ける可能性」を指摘。サマーラリーの様相について伝えています。

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