【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):JAL、日東電、不二越、国際石開帝石
■日本航空 <9201> 4,225円 +1 円 (+0.0%) 本日終値
JAL<9201>が全般下げ相場に抗して頑強。原油市況が再び下落歩調を強め、日米ともにエネルギー関連株の売り圧力に反映されているが、一方で空運株は原燃料コストの低下期待が株価を支える。前日のWTI原油先物価格は1バレル=33ドル97セントと34ドル台を割り込んでいるほか、同日のドバイ原油価格は31ドルちょうどまで下落、20ドル台もみえてきた。原油価格と同社の株価は逆相関関係にあり、きょうも地合い悪のなかでそのセオリーが生きる展開となっている。
■日東電工 <6988> 7,565円 -688 円 (-8.3%) 本日終値 東証1部 下落率3位
日東電工<6988>、アルプス電気<6770>など値がさの電子部品株の下げがきつい。世界的なリスクオフの流れのなかできょうは為替が1ドル=118円台を割り込むなど急速に円高に振れ、輸出株への逆風が強い。加えて、電子部品セクターはiPhoneの最新モデルの減産報道をネガティブ視する売りが重荷となっている。
■不二越 <6474> 486円 -38 円 (-7.3%) 本日終値 東証1部 下落率6位
SMBC日興証券が6日付で不二越 <6474> の投資判断を「1(強気)→2(中立)」に引き下げ、目標株価を880円→640円に減額したことが売り材料視された。リポートでは、15年11月期、16年11月期ともに会社計画未達を予想。15年11月期はベアリングの伸び悩みと固定費・販管費の増加を要因として挙げている。また、16年11月期は中期計画に対して主に油圧機器で伸び率が想定を下回るとしている。
■国際石油開発帝石 <1605> 1,116円 -61 円 (-5.2%) 本日終値
国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>など資源開発関連株や昭和シェル石油<5002>、JXホールディングス<5020>など石油元売りセクターに売りが集まった。足もと再び原油市況が軟化しており、北米指標であるWTI原油価格は6日に2ドル安と急落し終値で1バレル=34ドル台を割り込んだ。6日はアジア指標であるドバイ原油も大きく下げており、原油市況安が収益デメリットとなる銘柄群に売りがかさんでいる。
■アイシン精機 <7259> 4,755円 -240 円 (-4.8%) 本日終値
米系大手証券の自動車部品セクターのレポートでは、2016年も2015年に続き数量面の追い風は期待できない1年になると指摘。引き続き新興国市場の低迷が世界市場拡大の足かせになりそうとみて、セクター全体として、再編関連の新事案が突発的に生じる可能性はあるものの、目先は明確な投資テーマを欠き、少なくとも年前半は為替などのマクロ要因に左右される展開を想定。個別では、アイシン精機<7259>をトップピックに、スタンレー電気<6923>も買い推奨している。
■ジャパンディスプレイ <6740> 314円 -15 円 (-4.6%) 本日終値
ジャパンディスプレイ<6740>が4日続落。SMBC日興証券が6日付で、投資判断「2」を継続しつつ、目標株価を430円から410円に引き下げたことが弱材料視されている。第3四半期業績は比較的堅調な推移となる公算が大きく、また、中小型高精細LTPS液晶パネルで優位性を有するとしながらも、第4四半期には米主要顧客のスマートフォンが対四半期比で大幅に減少し、中華スマホなども伸び悩みとなる可能性が高いなど事業環境が厳しさを増すことなどを考慮したという。
■日本郵船 <9101> 280円 -11 円 (-3.8%) 本日終値
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手3社をはじめ明治海運<9115>、飯野海運<9119>など海運株がほぼ全面安。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は6日も1ポイント安ながら467と指数創設来の最安値を更新。またもやサーキットブレーカーが発動した不安定な中国株市場の下げを横目に中国関連株としての切り口でも買いの手が入りにくい環境にある。飯野海は連日で昨年来安値更新となった。
■クックパッド <2193> 2,328円 -85 円 (-3.5%) 本日終値
クックパッド<2193>が続落。いちよし経済研究所は、現状では同社の「広告事業」の売上高は同研究所の従前予想を下回っており、今後の成長牽引役である「買物情報事業」の収益化についても想定よりも遅れていると指摘し、15年12月期と16年12月期の業績予想を保守的に見直している。ただ、同社の事業プラットフォームは予想以上に強力と認識し、今後も新たな事業領域を開拓・育成によってさらなる高成長を志向することは可能との見解を示し、17年12月期以降の業績予想を上方修正。フェアバリューを2800円から3200円へ引き上げ、レーティングは「A」(買い)を継続している。
■モジュレ <3043> 1,300円 +300 円 (+30.0%) ストップ高 本日終値
6日、モジュレ <3043> [JQG]がOak <3113> [東証2]を割当先に第三者割当増資と新株予約権の発行で3億円を調達すると発表したことが買い材料視された。発行価格と新株予約権の行使価格は1000円。調達資金は既存事業の領域拡大や事業規模拡大の費用などに充てるとしており、将来的な事業基盤の強化を期待した買いが向かった。
■ドーン <2303> 1,727円 +300 円 (+21.0%) ストップ高 本日終値
ドーン<2303>がストップ高。引き続きドローン関連として物色人気を集めていることに加えて、6日の取引終了後に16年5月期の単独業績見通しについて、売上高を従来予想の6億5000万円から7億4200万円(前期比25.1%増)へ、営業利益を3700万円から6800万円(同5.2倍)へ上方修正したことを好感した買いも入っている。会社側によると、上方修正は防災関連のクラウドサービスの新規契約の獲得や、官公庁および電力会社向け受託開発の受注が好調に推移していることなどが要因としている。
●ストップ高銘柄
モジュレ <3043> 1,300円 +300 円 (+30.0%) ストップ高 本日終値
AMBITION <3300> 2,065円 +400 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値
プロパスト <3236> 441円 +80 円 (+22.2%) ストップ高 本日終値
ドーン <2303> 1,727円 +300 円 (+21.0%) ストップ高 本日終値
ネットイヤーグループ <3622> 887円 +150 円 (+20.4%) ストップ高 本日終値
など、13銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
JAL<9201>が全般下げ相場に抗して頑強。原油市況が再び下落歩調を強め、日米ともにエネルギー関連株の売り圧力に反映されているが、一方で空運株は原燃料コストの低下期待が株価を支える。前日のWTI原油先物価格は1バレル=33ドル97セントと34ドル台を割り込んでいるほか、同日のドバイ原油価格は31ドルちょうどまで下落、20ドル台もみえてきた。原油価格と同社の株価は逆相関関係にあり、きょうも地合い悪のなかでそのセオリーが生きる展開となっている。
■日東電工 <6988> 7,565円 -688 円 (-8.3%) 本日終値 東証1部 下落率3位
日東電工<6988>、アルプス電気<6770>など値がさの電子部品株の下げがきつい。世界的なリスクオフの流れのなかできょうは為替が1ドル=118円台を割り込むなど急速に円高に振れ、輸出株への逆風が強い。加えて、電子部品セクターはiPhoneの最新モデルの減産報道をネガティブ視する売りが重荷となっている。
■不二越 <6474> 486円 -38 円 (-7.3%) 本日終値 東証1部 下落率6位
SMBC日興証券が6日付で不二越 <6474> の投資判断を「1(強気)→2(中立)」に引き下げ、目標株価を880円→640円に減額したことが売り材料視された。リポートでは、15年11月期、16年11月期ともに会社計画未達を予想。15年11月期はベアリングの伸び悩みと固定費・販管費の増加を要因として挙げている。また、16年11月期は中期計画に対して主に油圧機器で伸び率が想定を下回るとしている。
■国際石油開発帝石 <1605> 1,116円 -61 円 (-5.2%) 本日終値
国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>など資源開発関連株や昭和シェル石油<5002>、JXホールディングス<5020>など石油元売りセクターに売りが集まった。足もと再び原油市況が軟化しており、北米指標であるWTI原油価格は6日に2ドル安と急落し終値で1バレル=34ドル台を割り込んだ。6日はアジア指標であるドバイ原油も大きく下げており、原油市況安が収益デメリットとなる銘柄群に売りがかさんでいる。
■アイシン精機 <7259> 4,755円 -240 円 (-4.8%) 本日終値
米系大手証券の自動車部品セクターのレポートでは、2016年も2015年に続き数量面の追い風は期待できない1年になると指摘。引き続き新興国市場の低迷が世界市場拡大の足かせになりそうとみて、セクター全体として、再編関連の新事案が突発的に生じる可能性はあるものの、目先は明確な投資テーマを欠き、少なくとも年前半は為替などのマクロ要因に左右される展開を想定。個別では、アイシン精機<7259>をトップピックに、スタンレー電気<6923>も買い推奨している。
■ジャパンディスプレイ <6740> 314円 -15 円 (-4.6%) 本日終値
ジャパンディスプレイ<6740>が4日続落。SMBC日興証券が6日付で、投資判断「2」を継続しつつ、目標株価を430円から410円に引き下げたことが弱材料視されている。第3四半期業績は比較的堅調な推移となる公算が大きく、また、中小型高精細LTPS液晶パネルで優位性を有するとしながらも、第4四半期には米主要顧客のスマートフォンが対四半期比で大幅に減少し、中華スマホなども伸び悩みとなる可能性が高いなど事業環境が厳しさを増すことなどを考慮したという。
■日本郵船 <9101> 280円 -11 円 (-3.8%) 本日終値
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手3社をはじめ明治海運<9115>、飯野海運<9119>など海運株がほぼ全面安。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は6日も1ポイント安ながら467と指数創設来の最安値を更新。またもやサーキットブレーカーが発動した不安定な中国株市場の下げを横目に中国関連株としての切り口でも買いの手が入りにくい環境にある。飯野海は連日で昨年来安値更新となった。
■クックパッド <2193> 2,328円 -85 円 (-3.5%) 本日終値
クックパッド<2193>が続落。いちよし経済研究所は、現状では同社の「広告事業」の売上高は同研究所の従前予想を下回っており、今後の成長牽引役である「買物情報事業」の収益化についても想定よりも遅れていると指摘し、15年12月期と16年12月期の業績予想を保守的に見直している。ただ、同社の事業プラットフォームは予想以上に強力と認識し、今後も新たな事業領域を開拓・育成によってさらなる高成長を志向することは可能との見解を示し、17年12月期以降の業績予想を上方修正。フェアバリューを2800円から3200円へ引き上げ、レーティングは「A」(買い)を継続している。
■モジュレ <3043> 1,300円 +300 円 (+30.0%) ストップ高 本日終値
6日、モジュレ <3043> [JQG]がOak <3113> [東証2]を割当先に第三者割当増資と新株予約権の発行で3億円を調達すると発表したことが買い材料視された。発行価格と新株予約権の行使価格は1000円。調達資金は既存事業の領域拡大や事業規模拡大の費用などに充てるとしており、将来的な事業基盤の強化を期待した買いが向かった。
■ドーン <2303> 1,727円 +300 円 (+21.0%) ストップ高 本日終値
ドーン<2303>がストップ高。引き続きドローン関連として物色人気を集めていることに加えて、6日の取引終了後に16年5月期の単独業績見通しについて、売上高を従来予想の6億5000万円から7億4200万円(前期比25.1%増)へ、営業利益を3700万円から6800万円(同5.2倍)へ上方修正したことを好感した買いも入っている。会社側によると、上方修正は防災関連のクラウドサービスの新規契約の獲得や、官公庁および電力会社向け受託開発の受注が好調に推移していることなどが要因としている。
●ストップ高銘柄
モジュレ <3043> 1,300円 +300 円 (+30.0%) ストップ高 本日終値
AMBITION <3300> 2,065円 +400 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値
プロパスト <3236> 441円 +80 円 (+22.2%) ストップ高 本日終値
ドーン <2303> 1,727円 +300 円 (+21.0%) ストップ高 本日終値
ネットイヤーグループ <3622> 887円 +150 円 (+20.4%) ストップ高 本日終値
など、13銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース