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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9702 アイ・エス・ビー

東証P
1,434円
前日比
+11
+0.77%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
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時価総額 164億円
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アイエスビー Research Memo(5):Qt関連業務が新規顧客獲得のけん引役


■中期経営計画と進捗状況

3. 新規優良顧客の獲得
「新規優良顧客」の獲得は今第2四半期において順調な進捗を見せた。期初の段階では2017年12月期通期の新規顧客割合を28.5%と計画していたが、第2四半期における実績は31.6%に達した。

新規顧客獲得のけん引役が「組込み」の中のQtだ。QtはThe Qt Companyが手掛けるアプリケーション開発キットだ。最大の特徴は1つのソースコードで、複数のOS(Windows、MacOS、Linuxなど)やデバイス(デスクトップ、モバイル機器等)に対応可能な“クロスプラットフォーム”という点だ。アイ・エス・ビー<9702>は2008年から日本及びベトナムでのQtの正規販売代理店として活動してきている。

アプリ開発ツールとしてのQtの採用事例は車載やデジタル家電、組込装置、スマートフォン市場で一段と活発化しており、2017年12月期第2四半期の組込み分野の売上高に占めるQt開発案件売上の構成比は8.3%に一段と上昇した。

Qtはまた、Qtで取引が始まった顧客が同社に追加でソフトウェアの開発やシステム構築などの発注をするといった、いわゆる波及効果も生み出している。2016年12月期においては大型案件を含めて複数みられたが、2017年12月期もQt顧客数の積み上がりにより、こうした事例が継続しているもようだ。Qt開発案件を突破口に、新規・大口顧客の開拓や既存客との取引拡大を狙う戦略は当面有効性が続くと弊社ではみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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