三栄コポ Research Memo(4):2017年3月期は売上高500億円に肉薄、過去最高益を更新(経常利益ベース)
■業績動向
1. 2017年3月期通期の業績概要
三栄コーポレーション<8119>の2017年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比0.7%増の49,785百万円、営業利益が同14.6%増の2,704百万円、経常利益が同0.5%増の2,436百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.5%減の1,428百万円となり、前年に引き続き売上高は50,000百万円に肉薄し、営業利益及び経常利益で過去最高を達成した。
売上高に関しては、家具・家庭用品事業が欧州顧客からの大口スポット受注もあって大きく伸長し、それ以外の事業の減収をカバーした形だ。経常利益に関しては、国内子会社(主にブランド事業)の減収効果や先行投資がマイナス要因となったものの、円高が進んだことや継続的なコストダウン努力により売上高総利益率が1.8P改善し、増益を達成した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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提供:フィスコ