貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

8060 キヤノンMJ

東証P
4,356円
前日比
+86
+2.01%
PTS
4,353.9円
12:40 04/26
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
15.1 1.30 2.75 1.98
時価総額 5,710億円
比較される銘柄
エフティ, 
兼松, 
岩谷産

銘柄ニュース

戻る
 

シャノン Research Memo(4):2017年10月期第2四半期累計は人材投資の先行により、一時的に収益が悪化


■業績動向

1. 2017年10月期第2四半期累計の業績概要
シャノン<3976>の2017年10月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比2.9%減の761百万円、営業損失で29百万円(前年同期は30百万円の利益)、経常損失で41百万円(同27百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失で32百万円(同17百万円の利益)となった。また、期初同社計画(売上高867百万円、営業利益7百万円)に対しても下方修正となっている。

前年同期との比較について見ると、売上高はMAサービス部門が契約アカウント数増加や顧客当たり売上単価の上昇により前年同期比7.0%増の567百万円となったものの、EMサービスが同23.6%減の193百万円と減少したことが減収要因となった。EMサービスは前年同期が隔年開催イベント等の集中期に当たり売上水準が高かった反動と、一部売上を予定していたイベントの計上時期が下期にずれ込んだことがマイナス要因となっている。なお、MAサービスの契約アカウント数は4月末で309件と前期末比では8件増となった。

経常利益の増減要因を見ると、営業・導入支援サービス部門を中心に人員を前期末比で19名増員したことで、人件費が前年同期比44.7百万円増加したほか、広告宣伝費の増加で11.6百万円、株式上場関連費用で8.7百万円(営業外費用)を計上したことなどが減益要因となった。

期初同社計画との比較で見ると、売上高はMAサービスで13.6%、EMサービスで7.8%下回った。MAサービスについては有力販売パートナーとして期待していたキヤノンマーケティングジャパン<8060>との代理店契約が6月までずれ込んだこと、営業社員(インバウンド営業及びパートナー営業)の採用が計画よりも3名下回ったことで、新規顧客の獲得が遅れたこと、期中に予定していなかった解約が発生したことなどが影響した。一方、EMサービスについては一部案件の下期への期ずれが下方修正要因となっている。利益面では販管費の圧縮に努めたものの、減収に伴う売上総利益の減少58.8百万円をカバーしきれなかった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《MW》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均