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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6033 エクストリーム

東証G
1,307円
前日比
+13
+1.00%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.7 1.48 2.30 653
時価総額 71.9億円
比較される銘柄
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テンダ, 
アピリッツ
決算発表予定日

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エクストリーム Research Memo(2):エンタメ系を中心にクリエイター・エンジニア派遣で急成長


■会社概要

1. 会社概要
エクストリーム<6033>は、ゲームやデジタルコンテンツなどの企画・開発業務を行うクリエイターやエンジニアなどの技術者を顧客企業へ派遣するクリエイター&エンジニアのプロダクション・カンパニー。「まじめに面白いを創る会社。未来の楽しいを造る会社。」を企業コンセプトとして掲げ、スピード×クオリティ×チャレンジを行動指針として事業を展開する。主力事業は、エンターテインメント系企業を中心とする企業に対しての技術者派遣事業で、300人超の技術者をスマートフォンアプリ、遊技機器、家庭用ゲーム等のエンターテインメント系企業を中心に派遣する。加えて、PC・スマートフォン向けゲーム企画・開発・運営、ゲームキャラクター等のライセンスビジネスなども手掛けている。

2. 沿革
代表取締役社長CEOである佐藤昌平(さとうしょうへい)氏を中心とする4人がエンターテインメント関連のソフトウェア受託開発サービスを行うことを目的に2005年5月に設立※した。2006年5月にクリエイター、エンジニアを企業に派遣する人材ソリューションサービスを開始。一方、ゲーム開発・運営では任天堂<7974>Wii「バーチャルコンソール」にてメサイヤゲームスを配信開始(2007年2月)したのに続き、PCオンラインゲーム「桃色大戦ぱいろん」課金サービスを開始(2008年9月)し、現在の事業基盤が整う。さらに、2014年6月に遊技機メーカーの多い名古屋に名古屋オフィスを開設し、事業エリア・基盤を拡大。同年12月には、知名度の向上による人材確保と同社のビジネスモデルを業界に訴求することを主目的として東京証券取引所マザーズ市場へ上場した。

※社名「エクストリーム」は、英単語extreme。同社の設立時の佐藤氏は41歳。会社経営にチャレンジする年齢としては最後のチャンスであると考えていたため、崖っぷちに立った気持ちで後戻りはしないといった思いを込めて命名した。


2016年4月には主力事業であるソリューション事業のユーザー基盤の拡大を図るため、Webサイト・アプリ運用支援サービスを展開するピーシーフェーズ(株)からソリューション事業を会社分割し、新設分割会社であるウィットネストの株式を譲受け(取得価額280百万円)、連結子会社化した。同年9月には社員の採用拡大と定着率の向上を狙い、本社を池袋駅直結のメトロポリタンプラザビル21階へ移転した。受賞歴では「日本テクノロジーFast50」(2016年11月)や「伸びる会社 MIDDLE200」(2017年5月)に選出されており、その成長性とポテンシャルの高さが高く評価されている。

3. 事業構成
同社が手掛ける事業は、法人向けにゲームなどのエンターテインメントソフトウェア開発サービスを提供するソリューション事業と個人向けにPCオンライン、スマートフォンなどのゲームサービスを提供するコンテンツプロパティ事業の2つの事業からなる。それぞれの事業がシナジー効果を生み出し、世界に通用するクリエイティブカンパニーとして成長し続けることを事業ミッションとしている。2016年3月期の売上構成はソリューション事業84.3%、コンテンツプロパティ事業15.7%であったが、2017年3月期通期にはコンテンツプロパティ事業で利益確保を最優先とした運営方針に徹したことから、ソリューション事業96.7%、コンテンツプロパティ事業3.3%と、ソリューション事業が一段と拡大し、大半を占めた。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《TN》

 提供:フィスコ

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