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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3915 テラスカイ

東証P
2,042円
前日比
-45
-2.16%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
46.5 2.37 1.86
時価総額 263億円
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テラスカイ Research Memo(2):国内トップクラスのクラウド・インテグレーター


■会社概要

1. 会社概要
テラスカイ<3915>は、国内トップクラスのクラウド・インテグレーター。2006年の創業時からクラウドに特化、国内クラウド市場を自ら作ってきたと言える。同社が得意としているクラウドサービスは、最もシェアが高いSalesforceとAWS。これまで2,500件以上のクラウド導入実績があり、その顧客は業種・企業規模など多岐にわたる。連結子会社は、TerraSky Inc.、(株)スカイ365、(株)BeeX、クラウディアジャパン(株)、(株)キットアライブの5社で、持分法関係関連会社は(株)サーバーワークスの1社。

2. 沿革
2006年に株式会社ヘッド・ソリューションズとして設立、創業当初からクラウド専業で事業を展開してきた。同社の佐藤秀哉(さとうひでや)代表取締役社長は、日本アイ・ビー・エム(株)からsalesforce. com, Inc. <CRM>の日本法人に転じ、その立ち上げに参画した経歴を持つ。2007年に現在の株式会社テラスカイに商号を変更した。

2008年に、画面開発サービスの「SkyEditor」と、データ連携サービスの「SkyOnDemand」を提供開始。2012年には、ベンダーや開発者が「SkyVisualEditor」の拡張機能を開発して提供することができるアプリケーション提供機能 「AppComponent」 をリリースした。2013年に「クラウドERPコンシェルジュサービス」、NotesからSalesforceへのマイグレーションを自動化するパッケージとして「オートマイグレーション for Notes」、「ハイブリッドクラウドソリューション」を次々と提供開始した。2016年に、ソーシャルウェア「mitoco」の提供を開始、新たな領域に挑戦している。

資本面では、2010年にはエヌ・ティ・ティ・ソフトウェア(株)(現NTTテクノクロス(株))(以下、NTTソフトウェア)と、2013年にAWSを主力とするサーバーワークスと資本業務提携を締結した。2014年には米国のsalesforce.comとも資本提携を締結している。提携だけでなく、2012年には米国カリフォルニア州にTerraSky Inc.を設立、北米地域で同社が開発したクラウドサービスの販売を開始している。2015年には東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。2016年にIoTを取り扱うエコモット(株)と、九州地区のクラウドインテグレーションを担うクラウディアジャパンと資本業務提携を結んだほか、SAPソフトウェア基盤クラウド導入インテグレーションを担うBeeXを設立、また(株)ウイン・コンサルと共同で、クラウド導入インテグレーションの新会社であるキットアライブも設立するなど事業拡大に布石を打っている。

同社は、設立初年度である2007年2月期に売上高150百万円を計上して以来、毎期、増収を記録している。2017年2月期に3,534百万円を計上した。2018年2月期は5,044百万円の売上高を見込んでいるなど、売上高の成長性が著しいことが分かる。

(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)

《NB》

 提供:フィスコ

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