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2016年09月01日16時00分

MRT Research Memo(1):来期以降の成長に向け、「ポケットドクター」などの新サービスがスタート


MRT<6034>は、医師目線で構築した医療情報プラットフォームを通して、医師と医療機関向けを中心に付加価値の高いWebサービスを提供する。主力事業は非常勤を希望する医師会員と医療機関同士を同社の人材紹介システムを利用して自動的にマッチングする外勤紹介サービス「Gaikin」※。足元は関東エリアのほか、東海エリア、関西エリアの大都市圏を中心に事業を展開する。

※2016年3月末の医師会員数は約18,000人、医療機関数は約9,000となっている。

株式を上場した2014年12月以降、営業エリア拡大による既存事業拡大と新規事業創出に絡んだ医療情報プラットフォームの拡充を積極化させている。昨年、名古屋と大阪に拠点を相次いで開設し展開エリアを拡大。同時に、2015年12月に光通信<9435>とその連結子会社(株)アイフラッグと資本・業務提携しMRT NEO(株)※を設立し、今年3月から医科歯科の検索・問い合わせサイト「icashica.com(以下、歯科.com)」のサービスを開始。さらに、2016年2月にはIoTプラットフォーム事業を展開するオプティム<3694>とスマートフォン、タブレットを用いた日本で初めての遠隔診療・健康相談サービス「ポケットドクター」を発表、4月から「かかりつけ医診療」、続いて7月から「予約相談」サービスを開始した。

※資本金60百万円。出資比率は同社60%、アイフラッグ40%。

2016年3月期連結業績は、売上高が1,001百万円(前期単独比20.4%増)、営業利益は199百万円(同14.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は140百万円(同47.0%増)と2ケタ増収・増益を記録。売上高、各利益ともに会社計画を上回った。主力サービスである外勤紹介サービスが、登録医師会員の増加を背景として紹介件数が増加(前期比4.5千件増)したこととに加えて、料金体系を一部変更したことにより好調に推移したことが主要因。

2017年3月期第1四半期(4月ー6月)については、関東・東海・関西エリアの大都市圏を中心に非常勤医師紹介などサービスの拡大、及び業務提携を通じた医師のネットワークの拡大などの効果により、外勤紹介サービス(紹介件数17%増)が順調に推移、売上高293百万円、営業利益89百万円、通期計画に対する第1四半期営業利益の進捗率は41.8%。

2017年3月期については、売上高1,200百万円(前期比19.8%増)、営業利益213百万円(同7.0%増)と増収・増益を予想。「ポケットドクター」、「指先採血検査」の新しいサービス提供に係る初期投資コストが数千万円程度発生するものの、ネット医局(導入医局数150医局増)の増加や全国展開によるエリア拡大などの効果により主力の外勤紹介サービス(紹介件数17%増)が順調に拡大すると見ているためだ。エリア拡大に併せて医師会員数が順調に伸びていることから、計画は保守的であると見られる。

弊社では、「ポケットドクター」など新たなサービスは利用する医師、医療機関の獲得を最優先としているため、短期的に業績のプラス要因として働く可能性は低く、今期は来期以降の成長に向けた基盤作りのステージと見ている。今後、政府の成長戦略における医療サービスの充実は国家戦略の主軸となっていること、人口の高齢化に併せてヘルスケアニーズが急速に拡大する見込みであることなどを考慮すると、同社のサービスに対する潜在需要は大きく、今後利用する医師、医療機関の増大に併せて収益拡大に大きく寄与すると予想する。このため、「ポケットドクター」を始めとする新しいサービスを利用する医師、医療機関の動向を注目している。

■Check Point
・2016年3月期は初めて売上高が10億円を突破
・エリア拡大に合わせて医師会員数、外勤紹介件数が順調に増加
・「ポケットドクター」などの新しいサービスを利用する医師数、医療機関数に注目

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

《HN》

 提供:フィスコ

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