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3300 アンビDX

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アンビション Research Memo(3):17/6期1Qは大幅増収、サブリース物件先行取得等のため営業損失


■業績動向

(1) 2017年6月期第1四半期の業績動向

AMBITION<3300>の2017年6月期第1四半期は売上高2,766百万円(前年同期比29.5%増)、営業損失90百万円(前年同期は56百万円の利益)、経常損失95百万円(同54百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失57百万円(同18百万の利益)となった。増収に関しては、主力のプロパティマネジメント事業におけるサブリース戸数が大幅に増加したことが要因である。2016年9月末のサブリース戸数は7,492戸(前年同期比43.9%増)と計画を上回った。ただし、サブリース戸数のすべてが第1四半期時点で入居済みということではなく、転居が本格化する第3四半期(1月~3月)に向けた物件の仕込みという先行投資の意味合いが大きい。その結果、費用面では原価が増加し売上総利益が減少した。販管費は戦略的に増やしている。(前年同期比26.8%増)。具体的には、サブリース戸数増加に対応するための人員増及び新管理システム投資、広告宣伝費、AIへの投資などを積極的に行っている。

(2) 2017年6月期通期の業績予想

2017年6月期予想は、売上高13,305百万円(前期比50.2%増)、営業利益230百万円(同15.0%増)、経常利益202百万円(同8.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益121百万円(同8.0%増)の期初予想が据え置かれている。売上高の増加は、プロパティマネジメント事業とインベスト事業の成長分が大きな割合を占める。プロパティマネジメント事業においては、サブリース(転貸)の契約件数が第1四半期は好調に推移しており繁忙期に入居率を上げることで大きく業績を上げるシナリオが進行中だ。第1四半期時点の入居率は90.1%であり、さらに5%程度の向上を目指す。第2四半期まで赤字を想定しているのは、じっくりと物件獲得と成長基盤整備を行うためであり、通期に大きな飛躍をするための投資と考えられる。

(3)財務状況

2016年9月末の総資産残高は前期末比245百万円減の3,040百万円となった。現預金が320百万円減少したことが主な要因だ。

負債は前期末比175百万円減の2,363百万円となった。主な増加は、流動負債の143百万円減であり、短期借入金の減少が主な要因である。

経営指標(2016年9月末)では、流動比率が178.7%、自己資本比率が21.7%となっており、安全性に配慮しつつレバレッジを効かせ、成長を志向する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《NB》

 提供:フィスコ

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