信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

3185 夢展望

東証G
155円
前日比
0
0.00%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
30.45
時価総額 22.8億円
比較される銘柄
コックス, 
ハニーズHD, 
パレモ・HD
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

【フィスコ個人投資家セミナー】夢展望の今後の展望とは!?濱中社長に訊く(前半)


みなさん、こんにちは。
フィスコリサーチアナリストの飯村真由です。

9月14日に開催したフィスコ個人投資家セミナーで夢展望<3185>の濱中社長にご登壇いただきました。

本日は、濱中社長のプレゼンテーション、飯村の社長インタビューの要約をお届け致します。


★濱中社長のプレゼンテーション★

■【夢展望ついて】

夢展望の設立は1998年5月(当初の社名はドリームビジョン)。ミッションは「かわいくなりたい、」「かっこよくなりたい」、「お客様の夢と幸せを創造する」です。2013年7月、東証マザーズに上場。2015年3月、RIZAPグループの子会社となりました。その後、2017年4月28日にブライダルジュエリーを手掛ける株式会社トレセンテを子会社化しております。

■【事業セグメント】
事業セグメントは、「アパレル事業」、「ジュエリー事業」、「トイ事業」、「コンサルティング事業」の4つに分かれております。1つ目のアパレル事業では、10代後半から30代前半くらいの女性をターゲットにしており、去年の下半期からSPA(製造小売)モデルを採用し、Eコマースを通じてお客様へ商品を提供しております。これまではOEMで生産をしておりましたので、単価は変わらないが生産背景が大きく変わっております。2つ目のジュエリー事業は、前述したトレセンテの事業です。3つ目のトイ事業は我々の祖業であるおもちゃの事業です。国内の玩具メーカーからの発注に基づいて、特に中国でものづくりをしております。4つ目のコンサルティング事業では、これまで我々が培ってきたECスキルを小売業者へ移転をさせていき、売上の向上に貢献して行こうという事業です。

■【売上構成比】
現在の売上構成比はアパレル事業52.7%、トイ事業19.2%、ジュエリー事業11.4%、コンサルティング事業16.6%となっております。この数字は2018年3月期第1四半期現在の構成比でありますが、ジュエリー事業が5月、6月の2ヶ月のみの稼働のため、最終的には少し構成比が変わってくるものと思います。コンサルティング事業は第1四半期中に7社3事業を調査した関係で、一時的に売上が集中しておりますので、通期に平均するともう少し構成比率が減ってくる可能性があります。

■【前期下半期に黒字化を達成】
2013年7月にマザーズに上場して以来、なかなか黒字を出せず非常に厳しい決算が続いていました。前期2017年3月期の下半期に上場来初となる半期での黒字化をしましたが、上半期が1.79億円の赤字であったため、黒字の額としては0.25億円と非常に少なく、どうにか黒字転換を果たしたという状況でした。収益改善の理由として、販管費の削減と粗利の改善を進めてきました。もう1つの収益改善点は、SPAモデルへ転換していったことです。SPAモデルを採用することによって商品の原価構造が変わり、同じ商品でも上代を下げることが出来るため、在庫の回転が良くなります。在庫の回転が良くなると、値下げをしなくても売れる商品の割が増えてきて、粗利益の改善が見られました。また、売上が回復してきた理由として、最多期に15ブランドあったものを4ブランドへ統廃合したこと。さらに、自社サイトを強化していたこれまでの戦略からモール戦略として、楽天、SHOPLISTへの出店をしました。

■【足元の業績動向】
今期2018年3月期第1四半期の売上高は前年同期比91.8%増、営業利益は0.73億円の赤字から7.56億円と黒字転換しております。上半期に黒字になったというのは初めてのことですので、改善が進んでいるとご理解いただけると思います。戦略の全体像として、売上高の改善と粗利の改善が目標となりますが、どちらかというと川上のプロセスをいかに改善できるかということを必死に取り組んでおります。これまでは売れるか分からないものを原価低減するために大量発注していましたが、現在では売れ筋の売り足し型に変えており、売れたものから短いサイクルで補充をしていく発注方式に変えています。加えて、販路の拡大、マーケティングオートメーションツールの導入、商品のリードタイムの短縮を行っております。また、販売サイトによって同じ商品でも違ったスタイリングを提案するなど、どんなお客様に買っていただけるのかということをきちんと見て提供していくことでまだまだ売上を伸ばせると思っております。

■【成長戦略】
成長戦略としては、新規事業であるECのコンサルティング事業において、ECを強化していきたいRIZAPグループ企業にどんどん提案していきたいと考えております。また、今年4月にトレセンテを子会社化したようにM&Aも検討していきたいです。

■【株主還元策】
今期から株主優待を開始し、年に2回、持ち株数に応じてRIZAPグループ商品(または自社クーポン)を提供させていただきます。
※100株保有の場合:4000円相当×年2回。10月26日終値1316円時点での利回りは6.1%。


~後半(飯村の社長インタビュー)に続く~

《MW》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均