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2016年07月11日17時35分

イデアインター Research Memo(5):タツミプランニング、パスポートとの協業に期待


■シナジー戦略

イデアインターナショナル<3140>の親会社であるRIZAPグループは様々な企業のM&Aを積極的に進めているが、その中心には企業理念との親和性とともにグループ内でのシナジー効果創出可能性が厳格に追及されている。弊社では、直近のRIZAPグループのM&A活動の結果、同社にとってもシナジー効果を追求する事業提携の動きが加速していくものと期待している。

これまでのところ、同社側から具体的な事業提携やコラボレーション等の発表はされていないが、今後様々なものが出てくると期待している。以下では弊社が想定するコラボレーションをいくつかピックアップした。

(1)タツミプラニングとのコラボレーション

タツミプラニングは、RIZAPグループが2016年2月に子会社化した住宅メーカーで、神奈川・横浜エリアを中心に年間500棟の注文住宅・リフォームを手掛けている。RIZAPグループでは、同社のデザイン力を活用し、トータルデザインや住みやすさにこだわった住宅を、RIZAPブランドで立ち上げる計画としている。

同社のデザイン力はかねてより高い評価を獲得しており、雑貨や家電については『iFデザイン賞』の受賞やニューヨーク市の『MoMA』における同社商品の選出などの実績がある。また、オフィス空間デザインに関しては『日経ニューオフィス推進賞』を受賞している。

タツミプラニングとの具体的な協業の話し合いはこれから始まるもようであり、スキームも現状では何も決定されていない。したがって、同社に対する経済インパクトも現時点では想定しにくい。具体的な提携の在り方としては、同社側がインテリアデザイン案をタツミプラニング側に提供して、顧客向けにオプションとして販売する、同社が住宅内部の家具や造作家具をデザイン及び製作して納品する、などが考えられる。また、同社側の小売店舗出店に際して、タツミプラニング側が製作サイドで加わり、より低コストの店舗設計モデルを創る、などのケースも考えられる。

このように、具体的な策がまだ見えない状況ではあるが、タツミプラニングが手掛ける年間500棟という規模は、同社の業績に一定のインパクトをもたらすには十分な大きさであり、今後の具体的進展が期待される。

(2)パスポートとのコラボレーション

パスポートは、東京証券取引所JASDAQスタンダードに上場する、インテリア雑貨を中心とする小売企業で、RIZAPグループが2016年5月に子会社化した。パスポートは駅ビル・ショッピングセンターを中心としたテナント出店と路面店を展開し、インテリア雑貨と生活雑貨を中心とした各種雑貨商品を販売している。2016年2月末の店舗数は直営142店舗、FC14店舗となっている。

パスポートとの協業の具体策ついてもこれから決定されることになる。同社とパスポートでは同じインテリア雑貨でもラインナップや価格帯も異なるため、直接的な競合にはなりにくい。したがって、同社のデザイン力を活かしたパスポート専用商品の開発・商品供給などが、具体的な協業事例として考えられる。こちらも今後の展開が期待されるところだ。

以上のほかに、グループ内にはアパレル企業も多く含まれている。同社のインテリア雑貨の店舗とアパレル関係のショップは客層が近く、また、ショッピングモール等におけるフロア配置などの点でも近しい間柄にある。そうしたことを活かして、何らかのコラボレーションにつなげていくことも十分起こり得る。

RIZAPグループでは、グループ各社間のシナジー効果の最大化を図っていくことが成長戦略の本質と位置付けている。グループの中核子会社である同社が今後どのようなシナジー効果追求策を発表してくるか、期待をもって見守りたいと弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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