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【特集】海外投資家も熱視線【高ROE&低PER】銘柄リスト 26社選出 <経営効率特集>

オープンH <日足> 「株探」多機能チャートより
 本特集では、株主から預かった資金を使っていかに効率的に利益を出したのかを示す「ROE(自己資本利益率)」が高い銘柄にスポットライトを当ててみた(7月7日現在)。ROEが高く、かつROEの向上が続く銘柄は経営の効率化が進んでいると評価され、国内外の機関投資家が投資先候補として選定することが期待される。

 今回はその中でも、予想PERが市場平均(東証1部は13.9倍)を下回る、株価の上値余地が大きい銘柄をリストアップした。下表では、時価総額100億円以上の東証1部上場銘柄を対象に、今期予想ROEが10%以上、かつ2期以上連続で向上を見込む銘柄をピックアップ。さらに、予想PERが10倍以下の26社を選び出し、ROEの高い順に記した。

 今期予想ROEトップのオープンハウス <3288> は、戸建て住宅や不動産流動化物件の販売好調で、16年9月期の経常利益は前期比38.0%増の280億円と4期連続で最高益を更新する見通しだ。2位のプレサンス <3254> は住宅ローン金利の低下を追い風にワンルーム向けマンションの販売やマンション一棟販売が伸び、17年3月期の経常利益は6期連続の最高益更新を見込む。3位の九電工 <1959> は首都圏を中心とした建設需要の増加で、電気設備工事の受注好調が続く。11位にランクインした同業の北陸電気工事 <1930> は7期連続のROE上昇をめざす。このほか、9位のホーチキ <6745> は2月に約14%の自社株買いを実施し、自己資本が減少したことでROEが4.57ポイントも上昇する見通しだ。

               直近ROE  ROE上昇
コード 銘柄名    今期ROE 上昇幅 連続期数 予想PER
<3288> オープンH   33.09  3.18     2   8.2
<3254> プレサンス   20.57  1.18     3   5.5
<1959> 九電工     18.89  2.14     5   9.8
<3657> ポールHD   17.17  2.67     2   9.8
<3228> 三栄建築    16.29  0.72     2   5.6
<9022> JR東海    15.67  0.11     2   9.9
<6817> スミダコーポ  15.57  3.57     3   6.0
<7508> GセブンHD  15.24  0.98     2   6.9
<6745> ホーチキ    15.02  4.57     5   8.9
<4611> 大日塗     13.96  0.85     2   6.8

<1930> 北陸電工    13.46  0.30     7   4.8
<6504> 富士電機    13.45  1.69     3   9.4
<2729> JALUX   13.38  1.71     7   8.7
<1870> 矢作建     13.34  0.42     4   7.1
<8923> トーセイ    13.10  1.10     3   7.0
<8860> フジ住     12.65  0.13     2   6.4
<7248> カルソカンセ  12.26  1.09     2   8.0
<3104> 富士紡HD   12.10  0.34     3   8.8
<6464> ツバキナカ   11.66  1.27     2   8.9
<6507> シンフォニア  11.33  1.83     4   6.9

<7438> コンドー    11.00  0.15     2   8.4
<9069> センコー    10.72  0.59     2   9.6
<7838> 共立印刷    10.64  0.98     2   8.7
<6823> リオン     10.56  0.82     2   9.4
<4746> 東計電算    10.06  0.11     2   9.2
<7504> 高速      10.00  0.05     2   7.5

※今期経常利益が減益見通しの銘柄および自己資本比率が20%以下の銘柄は除いた。

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