ソーバル Research Memo(5):2018年2月期は新規分野の開拓が進み、2期ぶりの増益に転じる見通し
■今後の見通し
1. 2018年2月期の業績見通し
ソーバル<2186>の2018年2月期の連結業績は、売上高が前期比2.6%増の8,120百万円、営業利益が同15.5%増の570百万円、経常利益が同13.8%増の569百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.6%増の381百万円と期初会社計画を据え置いた。営業利益率は、前期から0.8ポイント改善の7.0%を見込んでいる。第2四半期までの進捗状況は会社計画通り進んでおり、足許の受注状況も堅調に推移していることから、会社計画の達成は可能と弊社では見ている。
売上高については、キヤノングループ向けが下期も減少し通期売上構成比で45%程度(前期は52.2%)まで低下する見通し。一方で、その他既存顧客からの受注が拡大するほか、新規(技術・業種)分野の顧客開拓が進む。利益面では、IoT分野で若干のマイナス要因となるものの、前期の減益要因となった不採算プロジェクトが無くなることや、増収効果、販管費の抑制効果等によって2期ぶりの増益に転じる見通しだ。利益率向上施策としては、効率的なアサインによる人材配置転換コストの削減や、PL/PMの育成とプロジェクト管理の徹底による不採算プロジェクトの排除に取り組んでいく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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提供:フィスコ