【特集】円安の追い風に乗る、輸出関連【業績上振れ】有力候補リスト <成長株特集>
任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
そこで本特集では、想定為替レートを「1ドル=110円未満」に設定している3月期企業の中から、第1四半期(4-6月期)業績の通期計画に対する進捗率が一定以上で、業績上方修正をする可能性の高い銘柄を探ってみた(9月29日現在)。
今回は東証33業種のうち、機械、電気機器、輸送用機器、精密機器、その他製品の5業種に属する企業を対象に、(1)下期レートを1ドル=110円未満に設定、(2)時価総額300億円以上、(3)4-6月期の経常利益が通期計画に対して進捗率が30%以上、といった条件を満たした25社を選び出し、進捗率が大きい順に併記した。
なかでも、第1四半期経常利益の対通期進捗率が40%を超え、かつ想定為替レートを1ドル=105円に設定している、リコー <7752> 、任天堂 <7974> 、日立建機 <6305> 、セイコーホールディングス <8050> 、サンデンホールディングス <6444> 、豊田自動織機 <6201> は上方修正する可能性が高いとみられる。また、想定為替レートを1ドル=100円に設定している、平田機工 <6258> は昨年も11月初めに上方修正を発表しており、今年も有望視される。
対通期 ┌ 経常利益 ┐ 想定 予想
コード 銘柄名 進捗率 4-6月期 通期計画 レート PER
<7752> リコー 129 16814 13000 105 264
<7974> 任天堂 51.6 30960 60000 105 110
<6584> 三桜工 48.9 2740 5600 108 17.1
<6305> 日立建機 47.0 17376 37000 105 39.4
<8050> セイコーHD 44.4 3111 7000 105 20.9
<6444> サンデンHD 42.3 1691 4000 105 30.9
<6201> 豊田織 41.2 77482 188000 105 15.5
<7294> ヨロズ 39.7 1748 4400 105 22.9
<7013> IHI 38.3 21831 57000 105 26.3
<7211> 三菱自 36.7 29015 79000 105 19.5
<6293> 日精樹脂 36.3 981 2700 100 17.4
<6258> 平田機工 35.2 3095 8800 100 20.2
<6301> コマツ 34.1 48094 141000 105 32.8
<6963> ローム 33.8 13023 38500 105 36.4
<7296> FCC 33.5 3352 10000 105 16.3
<6273> SMC 33.3 49884 150000 105 23.8
<7313> TSテック 33.0 13689 41500 108 11.2
<6971> 京セラ 32.8 49260 150000 108 24.5
<7261> マツダ 32.2 52429 163000 108 10.3
<7278> エクセディ 32.1 6418 20000 105 12.7
<7220> 武蔵精密 31.2 3905 12500 105 14.0
<7283> 愛三工 31.2 2743 8800 105 12.1
<6470> 大豊工業 31.2 1873 6000 105 12.4
<6367> ダイキン 31.0 74981 242000 108 20.8
<6586> マキタ 30.6 18989 62000 105 28.6
※4-6月期決算発表以降に通期計画を修正した銘柄は除いた。経常利益の単位は百万円。想定レートは対ドル円レート。
株探ニュース