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東京株式(前引け)=急反発、半導体関連が活況高で全体押し上げ

 12日前引けの日経平均株価は前営業日比985円85銭高の3万6605円62銭と急反発。前場のプライム市場の売買高概算は9億2446万株、売買代金概算は1兆9841億円。値上がり銘柄数は1472、対して値下がり銘柄数は145、変わらずは25銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は主力株を中心にリスクオフの巻き戻しが入り日経平均株価は急反発、一時1200円を超える上昇をみせる場面があった。前日の米国株市場では半導体関連などハイテク株中心に買いが集まり、東京市場でもこの流れに追随する格好となっている。日経平均は前日まで7日続落でこの間に3000円以上も水準を切り下げたことで、目先リバウンド狙いの買いを誘導した。あすのメジャーSQ算出を前に先物主導でショートカバーが入ったほか、値ごろ感からの押し目買いが全体相場を押し上げた。個別株も値上がり銘柄数がほぼ9割を占めるなど、物色意欲の強さを物語っている。

 個別では売買代金で断トツのレーザーテック<6920>をはじめ売買代金上位を占めたディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>といった半導体製造装置関連が軒並み値を飛ばした。また、ソフトバンクグループ<9984>が活況高となったほか、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも高い。さくらインターネット<3778>が大商いで急騰をみせ、消費関連ではファーストリテイリング<9983>、メルカリ<4385>なども上昇した。ネットプロテクションズホールディングス<7383>が値上がり率トップとなった。半面、第一三共<4568>が軟調、住友林業<1911>も冴えない。神戸物産<3038>も売りに押された。また、関電工<1942>が大きく値を下げている。

出所:MINKABU PRESS

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