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0019 東証 中型株

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話題株ピックアップ【夕刊】(2):良品計画、アイザワ証G、DTS

■良品計画 <7453>  2,838円  +10 円 (+0.4%)  本日終値
 良品計画<7453>が小幅続伸。岩井コスモ証券は19日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに目標株価を3000円から3100円に引き上げた。国内事業の好調や円安効果を追い風に受けた海外事業の伸びにより、24年8月期の連結営業利益は480億円から530億円(前期比59.9%増)に上方修正された。国内事業は安定化し収益性も高い状況にある。ただ、海外事業では一部で弱含む地域も出ており、同証券では25年8月期の同利益は今期推定比約6%増の563億円と利益成長は緩やかなものとなると予想。海外工場と直接交渉できる人材の確保が進んでおり、原価低減が進むことに期待している。

■アイザワ証券グループ <8708>  2,547円  -159 円 (-5.9%)  本日終値  東証プライム 下落率10位
 19日に発表した「4-6月期経常利益は26.2%減益」が売り材料。
 24年4-6月期の経常利益(速報値)は前年同期比26.2%減の6.1億円。

■DTS <9682>  4,120円  -160 円 (-3.7%)  本日終値
 DTS<9682>が反落。前週末19日の取引終了後、7月29日に予定していた第1四半期決算の発表を延期すると発表したことが嫌気された。海外子会社において、取引先からのキックバックと不正な支払いが行われている可能性があることが判明したことを受けて、特別調査委員会による調査が継続中であり、その調査に相応の期間を要する見込みであることが要因としている。なお、延期後の発表日は8月15日を予定している。

■東京エレクトロン <8035>  30,370円  -800 円 (-2.6%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連の主力銘柄が下値模索の動きを強いられた。前週末の米国株市場ではインテル<INTC>やエヌビディア<NVDA>などをはじめ半導体セクターへの売りが目立っており、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3%を超える急落で高値圏から下放れる格好となった。これを受け、東京市場でも同関連株への売り圧力が強まっている。11月の米大統領選はバイデン米大統領の撤退表明でトランプ氏の大統領返り咲きの可能性が更に高まる方向にあり、米国でもテック株にはネガティブな地合いが意識される。とりわけ半導体関連は対中規制の逆風も加わり、日本株もその影響を受けやすい状況となっている。

■西部技研 <6223>  1,517円  -24 円 (-1.6%)  本日終値
 西部技研<6223>が5日続落。前週末19日の取引終了後、国内大手電池メーカーから、電気自動車(EV)用リチウムイオン電池製造工場向けの案件を受注したと発表したが、24年12月期業績予想に織り込み済みとしたことから、これを好材料視する動きは限定的のようだ。受注したのは電池試作ライン向け動力制御盤で、受注金額は約1億1000万円。24年12月期第4四半期に納入を予定している。

■岩谷産業 <8088>  9,838円  -85 円 (-0.9%)  本日終値
 岩谷産業<8088>が4日続落。同社は19日、子会社のエーテックが製造する製品の検査成績書の一部で不正行為が判明したと発表しており、これがネガティブ視されたようだ。これは特定設備検査(設備の製造者または輸入者が受けなければならない高圧ガス保安協会による検査)で、本来であれば高圧ガス保安協会の職員が押印する成績書の一部に、エーテック社員が勝手に同職員名義の印章を押捺及び検査成績書に添付されている証明書(ミルシート)に関する不正行為が発覚したもの。同社は現在、原因の究明にあたっており、調査結果がまとまり次第、速やかに公表するとしている。

■AIAIグループ <6557>  1,320円  +300 円 (+29.4%) ストップ高   本日終値
 AIAIグループ<6557>は朝方から気配値を切り上げる展開で、ストップ高の1320円に買われた。9月30日を基準日として1株を2株に株式分割するとしたほか、24年9月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表したことが好感された。株主優待は毎年3月末及び9月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、一律で各1万5000円分(年間合計3万円分)のQUOカードを贈呈するとしている。同時に、独立系投資銀行のストームハーバー証券(東京都港区)と業務協力に関する覚書を締結すると発表した。両社それぞれが有するリソースの連携やノウハウ及びネットワークの相互活用を行うことで、AIAIグループにおけるM&A戦略を強化し、新たなM&Aスキーム及びM&Aに伴う資金調達スキームなどを考案・構築することを目指すとしている。なお、同件が業績に与える影響は軽微という。

■大和重工 <5610>  1,350円  +300 円 (+28.6%) ストップ高   本日終値
 大和重工<5610>がストップ高の水準となる前営業日比300円高の1350円に買われ、年初来高値を更新した。同社は鋳物ホーロー浴槽のほか、工作機械・ディーゼルエンジン向け鋳物部品を手掛ける。前週末19日に政府が開いた観光立国推進閣僚会議で、岸田文雄首相が全国に35カ所ある国立公園において、高級リゾートホテルなど宿泊施設を誘致する方針を示した。インバウンド需要が拡大するなかで、大和重は宿泊施設向けに鋳物ホーロー浴槽や高級和風浴槽、五右衛門風呂などの拡販に取り込んでいる。高級リゾートホテルの誘致が進んだ場合、同社の製品の需要が一段と高まるとの思惑から、短期志向の投資家の資金流入が続いたようだ。

■WASHハウス <6537>  428円  +80 円 (+23.0%) ストップ高   本日終値
 WASHハウス<6537>が朝方から気配値を切り上げる展開で、ストップ高の428円に買われた。前週末19日の取引終了後、新たな事業として「コンテナ事業」を開始すると発表したことが好感された。10月下旬をメドに、丈夫で移設可能なコンテナを活用したコンテナ型セルフランドリー店舗の展開を開始する。コンテナ型セルフランドリー店舗は、出店に係る時間を短縮できるほか、移設可能なため出店リスクを軽減できる。更には移設可能なため、定期借地権の残存年数に大きく影響されずに出店できるといった特徴が挙げられ、出店可能な立地条件が大きく広がることから、店舗網の拡大につながると期待している。また、同様のコンテナを活用したコンテナ型ホテルの供給も開始し、ストック型の新たな収入基盤の構築を図る計画という。なお、同件による24年12月期業績への影響は軽微としている。

■揚羽 <9330>  1,095円  +150 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値
 揚羽<9330>がストップ高の1095円に買われた。午前11時ごろ、位置情報データを用いたソリューションを提供するブログウォッチャー(東京都中央区)と業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。ブログウォッチャーは、リクルート(東京都千代田区)と電通(東京都港区)のジョイントベンチャーで、位置情報データに基づいた精度の高いWEB広告配信に強みを持つ。今回の業務提携により、揚羽とブログウォッチャーの相互送客に加えて、両社の強みである「採用×マーケティング」によって企業の採用活動支援がより強固になると判断したとしている。なお、同件による24年9月期業績への影響は軽微としている。

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