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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ナカヨ、セイヒョー、ピーエイ

ナカヨ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ナカヨ <6715>  1,229円  +92 円 (+8.1%)  本日終値
 ナカヨ<6715>が続急騰し年初来高値を更新。前週末19日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、最終利益を2億1000万円から5億3000万円(前期12億6800万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。現在野球グラウンド、駐車場として利用している群馬県前橋市の土地を売却するのに伴い、25年3月期第3四半期に固定資産売却益3億2000万円を特別利益として計上することが要因としている。なお、売上高177億円(前期比2.8%増)、営業利益2億円(前期6億6000万円の赤字)は従来見通しを据え置いている。

■セイヒョー <2872>  2,790円  +202 円 (+7.8%)  本日終値
 セイヒョー<2872>が大幅高で4日続伸。各地で猛暑日を記録したことでOEM製品やオリジナルのアイスクリームを製造する同社や、アイスクリームの卸売を手掛けるアイスコ<7698>が猛暑関連として買われたようだ。また、前週末19日の取引終了後にB-R サーティワンアイスクリーム<2268>が発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算が、売上高141億9800万円(前年同期比26.1%増)、営業利益15億2100万円(同89.0%増)と大幅な増収増益となったこともプラスに働いたようだ。

■ピーエイ <4766>  366円  +25 円 (+7.3%)  本日終値
 ピーエイ<4766>が急反発。前週末19日の取引終了後、24年12月期の配当予想を無配から期末一括4円20銭に増額修正したことが好感された。なお、6期ぶりの復配となる。また、株主優待制度を一部変更し、保有期間1年未満の株主に対するQUOカード3000円分及び「Craft Village NISHIKOYAMA」内のドリンク券2000円分については、23年12月31日時点の株主への提供をもって廃止するとした。

■日本パワーファスニング <5950>  215円  +14 円 (+7.0%)  本日終値
 日本パワーファスニング<5950>が4日ぶりに急反発した。東京証券取引所が前週末19日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を22日売買分から解除すると発表。取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買われたようだ。日本証券金融も22日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表している。

■日本プロセス <9651>  1,369円  +79 円 (+6.1%)  本日終値
 日本プロセス<9651>は反発。同社は19日取引終了後、3カ年の第7次中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる27年5月期の連結営業利益目標を12億円以上(24年5月期実績は9億5600万円)としていることが評価されたようだ。27年5月期の連結売上高目標は120億円以上(同94億6800万円)に設定。注力分野である自動車システムのAD(自動運転)/ADAS(先進運転支援システム)、ガバメントクラウドなどのクラウドシステム、特定情報システムの航空宇宙・危機管理分野の事業を拡大するとしている。

■ランサーズ <4484>  273円  +15 円 (+5.8%)  本日終値
 ランサーズ<4484>は大幅高で3日ぶりに反発。午前10時ごろ、年間8000件を超える企業のコンサルティング支援を行うMS&ADインターリスク総研(東京都千代田区)と業務提携し、全国規模での外部人材のマッチング支援を行うと発表しており、好材料視された。ランサーズが持つ外部人材活用ノウハウをMS&ADインターリスク総研へ提供し、企業向けIT人材を紹介することで、社会的な人材不足の解消を目指すという。また、企業の人材不足・生産性向上・DX促進を支援するとしている。

■リベロ <9245>  1,829円  +76 円 (+4.3%)  本日終値
 リベロ<9245>が3連騰し年初来高値を更新。前週末19日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を32億5000万円から34億5000万円(前期比19.0%増)へ、営業利益を2億6000万円から4億円(同2.2倍)へ、純利益を1億7000万円から2億6000万円(同2.5倍)へ上方修正したことが好感された。法人企業向けサービスにおいて新規取引先の獲得が順調に進んだほか、不動産会社向けサービスで新規取引先の獲得及び受注率が向上し、それに伴い売上高が従来予想を上回る見通しとなったことが要因。また、取引先との手数料条件の見直しを行ったことや生産性が向上したことなども利益の改善につながるとしている。

■ハナツアーJ <6561>  1,569円  +21 円 (+1.4%)  本日終値
 HANATOUR JAPAN<6561>が3日ぶりに反発。この日発表の6月度の旅行事業取扱高が前年同月比65.3%増となり、大幅な増加基調が続いていることが好感された。なお、コロナ禍前の19年実績と比較しても7.0%増と6カ月ぶりにプラスとなっている。

■ラック <3857>  906円  +10 円 (+1.1%)  本日終値
 ラック<3857>が一時66円高の962円と値を飛ばしたほか、サイバートラスト<4498>、ブロードバンドセキュリティ<4398>、S&J<5599>などサイバー防衛関連株に、全般波乱相場に抗して投資資金が流入した。マイクロソフト<MSFT>のOS(基本ソフト)を搭載する端末推計約850万台がシステム障害の影響を受け、航空業界や決済システムなど広範囲に影響が及んだ。これはセキュリティーソフトを提供するクラウドストライク<CRWD>のソフト不具合によるものとみられているが、サイバー攻撃が世界的に苛烈化するなかで、ネットセキュリティーの重要性に一段と世界の目が向くきっかけとなっている。東京市場でも、同関連株への注目度がにわかに高まっている。

■交換できるくん <7695>  2,479円  +23 円 (+0.9%)  本日終値
 交換できるくん<7695>がしっかり。この日正午ごろ、静岡県浜松市及び愛知県東部6市でサービスの提供を開始したと発表しており、好材料視された。同社の名古屋サービスセンターでは、西は四日市市から東は豊田市まで住宅設備の交換工事のサービスを提供してきたが、施工スタッフの採用好調により、浜松市までエリアを拡大し静岡県に初進出した。

●ストップ高銘柄
 ビート <9399>  495円  +80 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 セルシード <7776>  637円  -150 円 (-19.1%) ストップ安   本日終値
 など、1銘柄

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