日経平均は493円安、寄り後は下げ幅拡大
日経平均は493円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、米国の利下げが先送りとなるとの見方が増えつつある中、今週は週末発表の3月の米雇用統計まで、米国で雇用・労働関連の経済指標の発表が相次ぐことから、これらを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもある。さらに、新年度入りに伴う機関投資家による「期初の益出し」の売りが続くとの見方もあり、買い手控え要因となった。一方、日経平均は今年に入り25日移動平均線近辺を下支えとする上昇相場が続いている。こうした中、一昨日、昨日ともに、日経平均は取引時間中に25日移動平均線を一時下回った後、終値は25日線の上方にとどまっており、相場の下値は堅いとの見方があり、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は下げ幅を拡大している。
《SK》
提供:フィスコ