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年初来高値水準での攻防/オープニングコメント


 27日の日本株市場は、買い一巡後はこう着の強い相場展開が見込まれる。24日の米国市場はNYダウが117ドル高、ナスダックは15ポイント安だった。米感謝祭翌日の短縮取引で動意が乏しく、まちまちの展開だった。イスラエルとハマスの休戦で中東情勢悪化への警戒感が緩和したほか、サービス業PMIの予想外の改善で消費に楽観的見方が広がり、ダウは一段高となった。一方、長期金利の上昇でハイテクは売られ、ナスダックは小幅に下落した。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比140円高の33740円。円相場は1ドル149円50銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。米年末商戦の出足が好調と伝えられるなか、年末高を期待した展開が意識されそうである。先週末の日経平均は一時33817.86円までリバウンドを見せた後はこう着感が強まったが、本日についても20日に付けた年初来高値水準での攻防となりそうだ。ただし、年末高への期待が高まるなか、売り方の買い戻しが断続的に入りやすいと考えられる。徐々に下値を切り上げてくるなか、節目の34000円が意識されてくるだろう。

 また、日経平均は上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σと+2σとのレンジでの推移を継続しているが、22日に+1σまでの調整から、24日にはリバウンドを見せていた。+2σは34230円まで上昇してきており、先高期待が強まりそうである。そのため、こう着感の強まる場面においては、押し目狙いのスタンスになろう。足もとの需給状況においては、11月2週、3週の海外投資家は、先物、現物合算で2週連続の1兆円を超える買い越しだった。個人投資家は売り越しであり、利益確定の動きとみられる。海外勢が買い主体となるなか、米国市場においても年末高が意識されており、値ごろ感からの売りは避けておきたい。

 物色としては米長期金利の上昇や円相場が1ドル=149円半ばで推移するなか、ややTOPIX型優位の展開に向かいそうである。ハイテク株については米エヌビディアが足もとで利食い優勢の動きをみせており、動向を見極めたいところである。その他、グロース250指数は足元のリバウンドで75日線が支持線として機能しており、中小型株の出遅れ修正の動きにより、物色対象も徐々に広がりをみせてくる可能性があるだろう。
《AK》

 提供:フィスコ

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