ゼオンは年初来高値を更新、減損損失計上で前期業績計画下振れも業績回復期待の買い
日本ゼオン<4205>は4連騰で年初来高値を更新した。19日の取引終了後、23年3月期の連結業績に関し、最終利益が計画の185億円から105億円(前の期比68.6%減)に下振れたようだと発表した。徳山工場の生産設備などについて、収益性の低下に伴い帳簿価格を回収可能額まで減額し、減損損失116億円を23年3月期第4四半期(1~3月)において特別損失として計上する。株式市場ではいったん悪材料出尽くしと受け止められ、今期の業績回復を期待した買いを集める要因となったようだ。
同社は直近の業績動向などを踏まえ、売上高については3880億円(前の期比7.3%増)と、計画の3870億円を上回って着地したようだとしている。
出所:MINKABU PRESS
同社は直近の業績動向などを踏まえ、売上高については3880億円(前の期比7.3%増)と、計画の3870億円を上回って着地したようだとしている。
出所:MINKABU PRESS