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話題株ピックアップ【昼刊】:フロンテオ、GAテクノ、HIS

■FRONTEO <2158>  1,043円  +43 円 (+4.3%)  11:30現在
 FRONTEO<2158>が続急伸。24日取引終了後、製薬企業向けに情報戦略策定を支援するAIシステムに、医師が関心を持つテーマや処方・治療傾向などを可視化する新機能を追加したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。新機能を追加するのはAIシステム「WordATLAS」。医師や研究者が執筆する医学論文の記載内容の特徴などを可視化・数値化し、論文執筆者が何に興味を抱いているのかというインサイトを提示する。解析結果をもとに、医師・研究者のセグメンテーションやターゲティングが容易に行えるようになるという。

■GAテクノ <3491>  1,591円  +54 円 (+3.5%)  11:30現在
 GA technologies<3491>が4日続伸。午前10時、グループ会社で不動産関連のシステム・サービス事業を手掛けるイタンジ(東京都港区)が高松エステート(大阪市淀川区)に対し、内見予約や申込受付などのWEBシステムの提供を拡大すると発表。これを好材料視した買いが入ったようだ。物件の空室確認から入居申し込みまでの流れを一貫して電子化することで、入居希望者に利便性の高いサービスが提供できるようになるという。管理戸数が3万戸を超える高松エステートの全国の店舗を対象に導入を進めるとしている。

■エイチ・アイ・エス <9603>  1,988円  +63 円 (+3.3%)  11:30現在
 エイチ・アイ・エス<9603>が大幅反発している。午前10時ごろに発表した年末年始(22年12月24日~23年1月3日)の海外旅行予約動向が前年同期比で約19倍と大きく伸びていると発表したことが好材料視されている。旅行先の1位は11年以来の1位となったソウルで、続いて前年1位だったホノルル、同3位で変わらずのバンコクと続いている。

■竹内製作所 <6432>  3,195円  +90 円 (+2.9%)  11:30現在
 竹内製作所<6432>が4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は24日、同社株のレーティングの「オーバーウエート」を継続するとともに、目標株価を4200円から5100円に引き上げた。円安、海上運賃下落によるコスト低下と製品値上げ、欧米の好調な小型建機需要に対する増産対応の進展で業績拡大余地は大きいとみている。同証券では23年2月期の連結営業利益は175億円から前期比19.3%増の212億円(会社予想200億円)へ増額した。また、24年2月期の同利益は今期推定比28.3%増の272億円と連続大幅増益を見込んでいる。

■SGホールディングス <9143>  2,133円  +32 円 (+1.5%)  11:30現在
 SGホールディングス<9143>が3日続伸している。24日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、最終利益を1080億円から1300億円(前期比21.8%増)へ上方修正したことが好感されている。同社が保有する日立物流<9086>の全株式について、HTSK(東京都千代田区)が実施するTOBに応募するのに伴い、投資有価証券売却益316億円を特別利益として計上する見込みとなったことが要因としている。なお、売上高1兆6000億円(前期比0.7%増)、営業利益1420億円(同8.8%減)は従来見通しを据え置いている。

■しまむら <8227>  12,500円  +170 円 (+1.4%)  11:30現在
 しまむら<8227>が続伸している。24日の取引終了後に発表した11月度(10月21日~11月20日)の月次売上速報で、既存店売上高が前年同月比1.7%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。日中の気温が平年より高く推移したものの、トレンド商品の拡大やグループ全体で打ち出した大創業祭が好調だったことで冬物の売り上げが伸びた。アウター衣料で婦人のセーターやカーディガン、スカートが売れ筋となったほか、実用商品でプライベートブランド「CLOSSHI」のあったか素材「FIBER HEAT」の肌着が好調。また、お出かけ需要の高まりで帽子やバッグも売り上げを伸ばした。なお、全店売上高は同1.5%増だった。

■京成電鉄 <9009>  3,785円  +40 円 (+1.1%)  11:30現在
 京成電鉄<9009>が買われ、東証業種別指数の陸運業を構成する銘柄の上昇率で上位に入っている。斉藤鉄夫国土交通相が25日の記者会見で、全国旅行支援を年明け以降も続けると表明したと、共同通信などが報じた。国内旅行を目的に鉄道を利用する旅客数が引き続き堅調に推移するとの思惑をもとにした買いが入ったようだ。鉄道株ではJR九州<9142>やJR東海<9022>、南海電気鉄道<9044>が高い。日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>など空運株もしっかり。共同通信によると、年明け以降は現行の仕組みよりも割引率を縮小する方針で、具体的な時期は新型コロナウイルスの感染状況を見極めて判断するという。年末年始は支援対象外となる。

■カルタHD <3688>  1,778円  +18 円 (+1.0%)  11:30現在
 CARTA HOLDINGS<3688>が3日続伸している。24日取引終了後、同社の持ち分法適用関連会社について、インドネシア証券取引所への上場が原則承認されたと発表。22年12月期の連結業績予想には織り込み済みとしながらも、中期的な業績へのポジティブな効果に対する期待を膨らませる格好となったようだ。上場が原則承認となったのは、福利厚生アウトソーシング事業やファイナンス事業などを手掛けるVENTENY Fortuna International。カルタHDの出資比率は24.8%。上場承認日は18日付で、上場予定日は12月上旬という。

■日本製紙 <3863>  973円  +4 円 (+0.4%)  11:30現在
 日本製紙<3863>が頑強な値動きでジリジリと水準を切り上げている。10月28日以降は押し目を交えながらも一貫して下値を切り上げる展開で、底値圏離脱の動きにある。同社は24日、牛乳・清涼飲料水向けの紙パック製品の値上げを発表、来年4月納入分から値上げを実施し、値上げ幅は18%以上となる見込み。世界的な資材コストやエネルギー価格の上昇を受けて価格転嫁を進める。この発表を受けて、値上げによる同社の収益改善効果に期待した買いを引き寄せている。同社の業績は23年3月期に200億円の営業赤字を見込むなど苦戦しているものの、PBRは0.2倍台と超割安圏にあることから逆張り志向の買いを誘っている。

■マイクロ波化学 <9227>  2,357円  -233 円 (-9.0%)  11:30現在
 マイクロ波化学<9227>が急反落。24日取引終了後、東京証券取引所などが信用取引に関する臨時措置の強化を発表。信用規制による取引負担増で、同社株への資金流入が一段と細ると受け止めた投資家の売りが膨らんでいるようだ。東証は、信用取引による新規の売り付け及び買い付けにかかる委託保証金率を25日売買分から70%以上(うち現金40%以上)とする臨時措置の強化を発表した。日本証券金融も同様に、貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を70%(うち現金40%)にするとしている。

■電通グループ <4324>  4,375円  -180 円 (-4.0%)  11:30現在  東証プライム 下落率4位
 電通グループ<4324>が朝高後、下げに転じた。午前10時ごろ、東京地検特捜部と公正取引委員会が、東京オリンピック・パラリンピックのテスト大会に関連する事業を巡る談合疑惑で、同社などの家宅捜索に乗り出したと伝わった。これを嫌気した売りが膨らんだようだ。談合の疑いが指摘されている東京五輪の競技のテスト大会に関する業務では、電通グループを含む広告会社などが落札したとされている。

■イクヨ <7273>  1,416円  +300 円 (+26.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 イクヨ<7273>がストップ高カイ気配。24日取引終了後、同社とアパテックモーターズ(東京都品川区)が、自動車業界の環境対応やEV(電気自動車)化の対応で、業務提携の基本合意書を締結したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。イクヨが推進する中国EVメーカーとの取引拡大と、アパテックモーターズが進める中国製EVの日本展開事業の加速に相互で協力するという。

■アミタホールディングス <2195>  1,312円  +181 円 (+16.0%)  11:30現在
 アミタホールディングス<2195>が大幅に3日続伸となっている。同社は24日、2030年に向けた事業ビジョン「エコシステム社会構想2030」を発表しており、これが材料視されているようだ。これは、30年までに互助共助コミュニティー型の資源回収ステーション「MEGURU STATION」を全国に5万カ所、更に良質な資源と情報が集まるサーキュラーマテリアル製造所「MEGURU FACTORY」を47都道府県に設置し、ひと・自然・もの・情報のすべてがつながる「MEGURU PLATFORM」を構築するというもの。同構想の実現に向けた経営戦略の一環として、組織再編や業種をまたいだ企業との戦略的パートナーシップ、市民・大学・官公庁などとの連携を積極的に推進するとしている。

■マツモト <7901>  7,440円  +1,000 円 (+15.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 マツモト<7901>がストップ高の7440円水準でカイ気配となっている。24日の取引終了後、Web3.0事業に進出すると発表したことが好感されている。同社は、卒業アルバム制作会社として認知されているが、少子化を受けて、幅広く一般消費者を取り込む新セグメントの創出を図るのが狙い。既にビジネスモデルの開発を欧州で着手し、日本のコンテンツをNFTやブロックチェーンを通じて世界に発信するビジネスを検討中としており、事業パートナーと来年初めにサービスを開始する準備を進めているという。なお、現時点で、同件が23年4月期業績に与える影響は軽微としている。

■Jテック・C <3446>  1,953円  +224 円 (+13.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 ジェイテックコーポレーション<3446>が上昇加速。カイ気配でスタートし急勾配の5日移動平均線を足場に戻り鮮明となっている。同社は理化学研究所向けを中心に超高精度X線集光ミラーを納入するほか自動細胞培養装置なども手掛け、その高度な技術力を強みとしている。X線集光ミラーはナノレベルでも最先端の超ハイスペック商品で、現在は研究機関などへの納入が主流だが、近い将来には次世代の半導体露光装置向けなどで需要を獲得する可能性が高いとみられている。一方、新境地も開拓中だ。そのひとつが次世代半導体研磨装置。これはSiCやGaNなどを素材とした次世代パワー半導体の製造工程で、同社独自のCARE加工技術を駆使したウエハー研磨装置で、既に技術的には開発成功した段階にあり、今後は半導体製造装置のニッチトップ企業としての活躍余地も意識される。

●ストップ高銘柄
 イクヨ <7273>  1,416円  +300 円 (+26.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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