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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):イクヨ、マツモト、SANKYOなど

イクヨ <日足> 「株探」多機能チャートより

イクヨ<7273>:1416カ -
ストップ高買い気配。アパテックモーターズとの業務提携が材料視されている。アパテックモーターズは、世界トップクラスの実績を持つ中国の汽車グループのEV車の日本展開を進めており、23年春の日本発売を目指している企業。同社が推進する中国EVメーカーとの取引拡大、アパテックモーターズが推進する中国製普及型EVの日本展開事業の加速に、相互のリソースを持ち寄って協力していくもよう。


マツモト<7901>:7440カ -
ストップ高買い気配。ブロックチェーンを基盤とした分散型インターネットのWeb3.0事業に参入すると発表している。パートナー企業と来年初めにサービスを開始する準備を進めているもよう。既にビジネスモデルの開発を欧州で着手、日本のコンテンツをNFTやブロックチェーンを通じて世界に発信するビジネスを考えているようだ。延長線上として、印刷設備や印刷技術・知見を活かしたグッズや販促物の展開も視野に入れている。


今仙電機<7266>:674円(+49円)
急反発。マツダが進める自動車の電動化への取り組みに関連し、協業体制により、電動駆動ユニットの開発・生産に関する取り組みを強化すると発表し、直近で急伸する展開になっていた。本日は、発行済み株式数の5.0%に当たる115万株、8.5億円を上限とする自社株買いの実施を発表していることで、一段の上値追いの動きになってきている。利益還元水準の向上、資本効率の改善を目指すとして取得期間は本日から1年間としている。


川崎重<7012>:2901円(+113円)
大幅反発。SMBC日興証券では投資判断「2」を継続ながら、目標株価を3100円から3500円に引き上げている。業績予想の上方修正が背景で、23年3月期営業利益は658億円から794億円に、24年3月期は724億円から826億円に引き上げ。コンセンサスはそれぞれ、691億円、725億円となっているようだ。為替前提の円安変更、新興国でのモーターサイクル事業の堅調な売上回復などを見込んでいるもよう。


SANKYO<6417>:5310円(+270円)
大幅反発。大和証券では投資判断「3/中立」を継続、目標株価を4700円から5300円に引き上げている。「PゴジラVSエヴァンゲリオン~G細胞覚醒~」の販売好調を主因に、業績予想は再度引き上げられる可能性大と判断。24年3月期も良好な販売モメンタムが維持できるとみている。上方修正に併せた配当金の増額も期待されるほか、PBR1.0倍以下の場合には自己株式の取得が行われる可能性もあるとみているようだ。


Kudan<4425>:3165円(+115円)
大幅続伸。Kudan 3D-Lidar SLAM(KdLidar)を活用した車載向けと手持ち(ハンドヘルド)向けのモバイルマッピング開発キットの発売を開始したと発表している。多くの既存代替製品の半分程度の価格で提供できるほか、データ収集や点群生成で様々なパラメータを調整可能。また、パッケージを開けてから1時間以内にデータ収集・点群生成できるなど他のソリューションに比べて優位性があるとしている。


FRONTEO<2158>:1043円(+43円)
続伸。医学論文を解析し、製薬企業の情報戦略策定を支援するAIシステム「WordATLAS」に新機能「メディカルインサイト」を追加したと発表している。医師が関心を持つテーマや処方・治療傾向などを可視化する。解析結果は、注目点の傾向を把握できるレーダーチャートや全体をまとめた表形式で提示する。解析軸ごとにフィルタリングすることで、医師・研究者のセグメンテーションやターゲティングを容易に行えるという。


バードマン<7063>:3410円(+265円)
大幅反発。23年6月期第1四半期(22年7-9月)決算に関するQ&Aを開示している。その中で通期予想の上方修正について「通期業績計画達成は最低限の目標として、業績の上振れを目指し事業を推進していく」と回答していることから、投資家の期待が高まっている。第1四半期の営業利益は0.71億円で着地しており、進捗率は上期予想(1.03億円)比で68.9%、通期予想(3.40億円)比で20.8%となっている。

《NH》

 提供:フィスコ

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