貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8940 インテリックス

東証S
546円
前日比
-5
-0.91%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
17.7 0.38 3.30 27.91
時価総額 48.8億円
比較される銘柄
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決算発表予定日

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インテリックス Research Memo(8):「ECOCUBE」拡販で脱炭素社会の実現等に貢献し高成長を目指す(2)


■今後の見通し

(2) 不動産直販プラットフォーム「FLIE」
インテリックス<8940>は2019年11月に連結子会社、(株)FLIEを設立し、中古マンションの直販サイト「FLIE」の運営を開始した。同プラットフォームでは買主と売主(不動産会社)が直接やり取りするため買主は仲介手数料(取引物件価格の約3%)が不要となるというメリットがある。2022年7月時点で掲載物件数は首都圏のみで1,500件超、掲載事業者数も同社を含めて20社を超えるなど直販サイトとしては日本最大級の規模となっている。同社では物件掲載エリアを今後、全国に拡大していく予定にしており、データ連携機能やユーザーの利便性向上につながる機能の開発を進めている。

現在、スマートフォンでいつでも自由に物件内覧ができる、非接触型のセルフ内見システム「スマビュー」を開発し、一部物件でテスト運用を行っている。また、不動産物件の電子契約についても解禁されたことから、いずれはサイト上で電子契約を行う機能も実装されるものと予想される。当面は開発投資が先行することになるが、全国展開により取扱高が大きくなれば収益に貢献してくるものと期待される。現在は、成約手数料を売上として計上しているが、今後は各種付加機能を提供することで、掲載企業がそれら機能を利用する際の利用料金等も獲得していくことを想定している。

(3) 成長投資の内訳
2025年5月期までの3年間の成長投資は累計で31億円を計画している。内訳は新事業分野で10億円、ブランディング強化で11億円、人員・システム増強で10億円となる。新規事業分野については「FLIE」の機能拡充等の開発費用のほか、「ECOCUBE」関連の費用も含まれる。また、ブランディング強化については「ECOCUBE」を含めたリノヴェックスマンションのブランディング費用が中心となる。リノヴェックスマンションについては「ECOCUBE」だけでなく、多彩な選択肢のデザインを揃えることでQOLの向上に貢献していくことにしている。人員については2022年5月期末の327名から2025年5月期は428名と1.3倍に増員する計画となっている。約3分の1を占める営業人員については現状の水準を維持し、1人当たりの生産性向上(仕入件数の増加等)を図っていくことにしており、増員分の大半は新規事業分野や間接部門となる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SI》

 提供:フィスコ

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