Vテクが逆行高で10年ぶり高値圏を快走、有機ELテレビも普及期へ
ブイ・テクノロジー<7717>が急反発、一時950円高の1万7480円まで買われ、2006年4月以来10年ぶりの高値圏を走る展開。前週末27日こそ利益確定売りを浴びたが、26日まで5連騰でこの間に株価を4000円弱も上昇させるという驚異的な足をみせた。
特定の有機物に電圧をかけると発光する特性を持ち、ポスト液晶を担う次世代ディスプレーとして注目される有機ELだが、その市場が急速に拡大しており関連銘柄の株価を強く刺激している。米アップルは今秋投入するiPhone次期モデルに有機ELパネルを採用する方針にある。現在の有機ELパネルの市場は1兆7000億円前後とみられ、その8割以上がスマートフォン向けであるが、このアップルの英断は業界を色めき立たせた。また、有機ELテレビも店頭価格が低下傾向にあり、市場関係者の間ではいよいよ普及期に入ったとの見方がもっぱらだ。
そうしたなか、Vテクは有機EL蒸着プロセスで必須となるファイン・ハイブリッド・マスク(FHM)を手掛け、同関連の中核銘柄として市場の関心が高い。3月までの契約締結を目指し中国メーカーと交渉中で、製造装置一括請負に成功した場合は500億円規模の売り上げが見込めると報じられたが、これに先立ち昨年12月下旬には海外複数社から総額180億円の製造装置の受注を獲得したことを発表しているだけに、業績変貌への期待が同社株の先高期待につながっている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
特定の有機物に電圧をかけると発光する特性を持ち、ポスト液晶を担う次世代ディスプレーとして注目される有機ELだが、その市場が急速に拡大しており関連銘柄の株価を強く刺激している。米アップルは今秋投入するiPhone次期モデルに有機ELパネルを採用する方針にある。現在の有機ELパネルの市場は1兆7000億円前後とみられ、その8割以上がスマートフォン向けであるが、このアップルの英断は業界を色めき立たせた。また、有機ELテレビも店頭価格が低下傾向にあり、市場関係者の間ではいよいよ普及期に入ったとの見方がもっぱらだ。
そうしたなか、Vテクは有機EL蒸着プロセスで必須となるファイン・ハイブリッド・マスク(FHM)を手掛け、同関連の中核銘柄として市場の関心が高い。3月までの契約締結を目指し中国メーカーと交渉中で、製造装置一括請負に成功した場合は500億円規模の売り上げが見込めると報じられたが、これに先立ち昨年12月下旬には海外複数社から総額180億円の製造装置の受注を獲得したことを発表しているだけに、業績変貌への期待が同社株の先高期待につながっている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)