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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 2月18日版

日経平均は前週末が戻り高値となり、3月まで調整入りの公算か
1. NYダウは3月まで上値重く推移する公算
 前回、 NYダウの2月の値動きについて紹介しました。2月の月足が陽線引けする場合、月初に2月の最安値を付けて上昇を開始する展開が目立ちます。
 月中に2月の最安値をつけて、月末にかけて大きく上昇する場合は、1月末からの下げの流れを2月も継続する格好で、2月が月初から下げた後、2月中旬頃に押し目をつけて上昇を開始しています。
 月初に価格が上昇した後、上値を抑えられて、月中で2月の安値を更新しているときは、「2月が横ばいに推移する展開」、「下降の流れが2月下旬まで続き、月足が陰線引けする展開」のどちらかになっています。
 本年2月のNYダウは、月初に上昇した後、13日に2月の安値を更新したので、横ばいに推移するか、月足が陰線引けして、下旬まで下げの流れを作るかのどちらかになる可能性が大きくなったと言えます。
 NYダウは、昨年10月27日の安値3万2327ドルが押し目になって、その後、はっきりとした上昇の流れを作っています。
 昨年12月末から本年1月中旬頃まで横ばいの動きとなっていますが、価格が反転下降しても以前の安値を割ることなく推移していました。
 また、12月20日(1営業日で568ドル幅)、1月12日~16日(2営業日で624ドル幅)のように、短い期間で一気に下げる動きを経過した後は、反転下降を開始した日を含めて、5営業日の範囲で反転前の高値を超える動きとなっています。
 このように昨年12月末から1月中旬に上値を抑えられた期間は、上昇の流れを継続する格好で下値を支えられています。
 2月中が横ばいの動きとなって、2月12日の高値3万8927ドルを超えられずに推移するなら、2月13日に大きく下げた後、長く上値を抑えられるため、昨年10月27日以降の上昇の流れは終息しているという見方が有力になります。
 今後は、昨年12月末から1月中旬の動きと異なり、上値、下値を切り上げる横ばいの動きにならず、3月上旬、中旬頃まで上げ幅全体の調整局面になって、下値を試す動きへ入ると推測できます。
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