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【特集】4度目の業績上方修正など、上ブレ変更が目立つ(和島英樹)

「明日の好悪材料Next」~第44回

和島英樹和島英樹(Hideki Wajima)
株式ジャーナリスト
日本勧業角丸証券(現みずほ証券)入社。株式新聞社(現モーニングスター)記者を経て、2000年にラジオNIKKEIに入社。東証・記者クラブキャップ、解説委員などを歴任。現在、レギュラー出演している番組に、ラジオNIKKEI「マーケットプレス」、日経CNBC「デイリーフォーカス」毎週水曜日がある。日本テクニカルアナリスト協会評議委員。国際認定テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。

【今回チェックした「明日の好悪材料」記事一覧】
3月19日分
3月22日分
3月23日分
3月24日分
3月25日分

3月19日~25日分では浜松ホトニクス<6965>、日本ガイシ<5333>、ファルコホールディングス<4671>などが業績の上方修正を発表。また次世代自動車を巡る資本・業務提携などが明らかになった。

3月19日分 浜松ホトニクス<6965>
■好悪材料~上期経常を一転5%増益に上方修正

超微弱な光を検出できる光電子増倍管で世界シェア約9割と圧倒的。ニュートリノの観測に成功し、ノーベル賞を受賞した小柴昌俊氏(故人)の研究にも貢献。医療用、半導体など様々な分野で活用されている。

2021年9月期・第2四半期累計(20年10月~21年3月)の業績を上方修正、売上高は前回予想を77億円上回る785億円(前年同期比7.6%増)、営業利益は同37億円増額の133億円(同8.7%増)になる見通し。修正前の営業利益は同21.4%減益予想だった。

■『株探』プレミアムで確認できる浜松ホトニクスの四半期業績の成長性推移
【タイトル】

同社によれば「一部新型コロナウイルス感染症の影響は残っているものの、医用バイオ機器および産業機器を中心に売上高が順調に回復していること並びに為替レートが想定より円安で推移している」などとしている。なお通期業績については、「不確定要素も多いことから、現在精査中」とする。

週足チャートの移動平均線をチェックしたい。チャート画面の指標エリア1の中段にある移動平均線を「13週線・26週線・52週線」に指定し、指標エリア2の部分にある「カイリ率」を押すと、26週線の乖離(かいり)率を下段に表示できる。

現状は13週線に沿った上昇トレンドラインを継続している。26週線との乖離率は20%を超えると株価が一服となる傾向がある

仮に13週線を割り込んだ場合は26週線がサポートラインとして機能する可能性がある。

■浜松ホトニクスの週足チャート(2018年3月末~)
【タイトル】

3月22日分 日本ガイシ<5333>
■好悪材料~今期経常を一転1%増益に上方修正

送電線網に使われる碍子(絶縁体)で世界首位。セラミック技術を活かし下水処理装置や自動車用排ガス浄化フィルターなどに多角化。大容量の蓄電池であるNAS(ナトリウム硫黄)電池で先行。

2021年3月期の業績を上方修正、売上高は前回予想を30億円上回る4480億円(前期比1.3%増)、営業利益は同30億円増額の490億円(同10.9%減)、経常利益は同35億円上乗せの525億円(同1.0%増)になる見通し。今期の上方修正は今回で4度目となる。

発表資料では「不透明感の強かった第4四半期(1~3月)において為替の円安に加え、中国トラック市場の活況が継続」などとしていた。下期の業績は売上高が前年同期比13.9%増、営業利益は同60.2%増となる。

ディーゼル車向けでは黒鉛のもとになるPM(粒子状物質)を捕獲する排ガス浄化装置「DPF」などを手掛けている。為替前提は1ドル106円、1ユーロ123円。

■『株探』プレミアムで確認できる日本ガイシの四半期業績の業績修正履歴
【タイトル】

3月23日分 ファルコホールディングス<4671>
■好悪材料~今期経常を21%上方修正・3期ぶり最高益、配当も4円増額

臨床検査受託大手の一角。調剤薬局にも展開している。

2021年3月期の業績を上方修正、売上高は前回予想を4億円上回る429億円(前期比0.6%減)、営業利益は同4億円増額の24億円(同2.85倍)、1株利益154.2円となる見通し。営業利益は2018年3月期の22億1100万円を上回り、3期ぶりの最高益更新となる。

新型コロナウイルス感染症関連検査の受託が1~2月にかけて伸張し、その後は減少傾向。また、発表資料によれば「アレルギーなどの検体検査の受託が増加しており、MSI検査キットの販売も堅調」としている。

固定費の削減効果も寄与する。体外診断用医薬品「MSI検査キット」は、特定の医薬品の有効性や安全性を高めるため、あらかじめ患者に該当するかを検査する目的で使用されるコンパニオン診断薬として保険適用されている。大腸がんなどの診断補助などに使われている。

期末配当は前回予想比4円増配の30円(年間配当は54円)とする。増配分の4円は特別配当。

■『株探』プレミアムで確認できるファルコホールディングスの通期業績の成長性推移
【タイトル】

※当該情報は、一般情報の提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品に関する助言または推奨を行うものではありません。



 



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