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【特集】横山利香「令和時代の稼ぎたい人の超実践! 株式投資術」― (2)セクター循環の波にスイングトレードで乗ろう

「セクター循環の波にスイングトレードで乗ろう」
横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

◆日銀のETF買い入れ変更を、どう投資に活かす?

 個人投資家のみなさん、こんにちは! 株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香です。

 かつて日本がバブル経済の真っただ中にあった当時、日経平均株価は3万円を超えていました。3万円にどれだけの重みがあるのかはわかりませんが、株価の動きをチャートで見る限りでは「かなりの盛り上がりだったんだろうなー」ということは想像がつきます。

 節目とされた3万円突破を機に、日銀は長く行ってきた ETFの買い入れ基準を変更すると発表しました。これまでは日経平均株価連動型を中心に買い入れを実施してきましたが、4月1日よりTOPIX(東証株価指数)連動型に変更するとのことです。この発表とそれに先立つ事前の観測を受けて、日経平均株価への指数寄与度が大きいファーストリテイリング <9983> などの値嵩株が株価下落を強いられています(図1)。日銀の買い入れ基準の変更が嫌気されて売られる展開になっていますが、景気回復とともに買い入れ規模はいずれ縮小に向かうわけですし、一部の値嵩株とマーケット全体の株価動向では乖離が大きかったことも事実ですので、これら銘柄の株価が水準訂正を強いられることは時間の問題だったといえるかもしれません。

●図1 ファーストリテイリング <9983> の日足チャート
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 日銀の買い入れ基準がTOPIX型に変更されたことで、私たち個人投資家は指数の構成も意識した取引を心掛ける必要があります。というのも、日経平均株価はわずか225銘柄で構成された株価指数である一方、TOPIXは東証1部に上場している全銘柄を対象とした株価指数だからです。TOPIX型の買い入れは東証1部の銘柄に幅広く資金が行き渡るという点ではよいのですが、半面、銘柄数が多いため、株式市場の下支えという観点では効果が少し弱まる可能性が考えられます。

 これまでは主にいわゆる国際優良株と呼ばれる値嵩株を買えばよかったわけですが、今後は全業種の中からどの業種が動いて、どの業種が動いていないのかということを確認し、ある程度目安をつけた上で銘柄を選んだ方がよいかもしれません。というのも、ある銘柄が先んじて上昇すると、それに出遅れて次の銘柄が上昇し、セクター全体の銘柄に広がるということはよく起こることだからです。

 それでは、どの業種が動いているのかを確認する方法を株探でみていきましょう。まずは株探のトップページの右カラムにある「日経平均」のチャート下に表示されている「【国内】指標」「為替」「【海外】指標」の下にある「東証1部33業種トレンド」を確認しましょう(図2)。

 この業種トレンドでは通常、33業種のうち上下位10業種が表示されていて、棒グラフで全体的な地合いを確認することができます。上昇している業種は赤色、下落している業種は青色で表示されています。右側にある下の見出し「全業種」をクリックして表示を切り替えることで、すべての業種の動向を確認することができます。

●図2 「東証1部33業種トレンド」 上下位10業種と全業種
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