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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

ロコガイド <日足> 「株探」多機能チャートより

■ロコガイド <4497>  3,680円 (+530円、+16.8%)

 ロコガイド <4497> [東証M]が3日ぶり急反騰。1日の取引終了後、東京都が「官民連携データプラットフォームの構築に向けた準備会」のもとに立ち上げた「施設系混雑ワーキンググループ」の協力事業者に選定され、「施設系混雑ワーキンググループに係る包括連携協定」を締結したと発表しており、これが好感されたようだ。同ワーキンググループは、混雑データの利活用に関して都とロコガイドを含む協力事業者が連携し、取り組みを実施していくことで、「withコロナ」時代の3密回避に寄与することを目的としたもの。同社では、5月に店舗や施設の混雑状況を可視化する「混雑ランプ」の提供を開始しており、ここから得られたデータやノウハウの知見を活用することを目的に同ワーキンググループに参画するという。今後、東京都と協力事業者各社とともに具体的な検討を進めていくとしている。

■ハピンズ <7577>  313円 (+36円、+13.0%) 一時ストップ高

 HAPiNS <7577> [JQ]が続急騰。1日の取引終了後、未定としていた21年3月期単独業績予想を発表しており、営業利益3億9000万円(前期比32.5倍)、最終利益1000万円(前期3億4100万円の赤字)と大幅な営業増益を見込んでいることが好感された。インテリア・生活雑貨専門店を首都圏中心に展開しているが、新型コロナウイルス感染症の影響で売上高は72億1000万円(前期比13.4%減)と減収になる見込み。ただ、粗利益率の改善により売上総利益が増加したほか、販管費が減少したことが利益を押し上げる見通し。

■Rフィールド <2910>  1,620円 (+157円、+10.7%)

 東証1部の上昇率6位。ロック・フィールド <2910> が続急騰し年初来高値を更新した。1日の取引終了後、21年4月期の連結業績予想について、売上高を438億7000万円から439億7400万円(前期比7.7%減)へ、営業利益を2億1400万円から6億1300万円(同29.1%増)へ、純利益を2億100万円から5億4000万円(同2.8倍)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染症拡大の影響は残るものの、売上高が緩やかに回復していることに加えて、アイテムの集約による生産性向上や、固定費低減活動によるコスト削減が進んでいることが寄与する。なお、第2四半期累計(5-10月)決算は、売上高206億9800万円(前年同期比17.6%減)、営業利益1億8600万円(同74.6%減)、純利益2億5900万円(同47.0%減)だった。

■オンコセラピ <4564>  139円 (+11円、+8.6%)

 オンコセラピー・サイエンス <4564> [東証M]が続急伸。2日の寄り前、同社が特許を保有するペプチドワクチンカクテルに関して、岩手医科大学の研究グループが、再発・難治性の子宮頸がんおよび卵巣がん患者を対象にした第2相臨床試験を実施し、その解析結果をまとめた論文が公表されたと発表。なかで同ペプチドワクチンの安全性及び忍容性が確認できたほか、再発・難治性子宮頸がんおよび卵巣がんに対し効果を示すことが確認されたとしていることが好感された。

■フジクラ <5803>  452円 (+31円、+7.4%)

 フジクラ <5803> が続急伸、約10ヵ月半ぶりに年初来高値更新となった。電線大手3社の一角でプリント基板の商品競争力で群を抜いている。株価は上期決算発表を受け11月4日にマドを開けてストップ高に買われる人気となったが、その後も次第高の展開で水準を切り上げてきた。急騰局面で空売りが積み上がり、直近信用倍率は0.41倍と大幅に売り長状態となっていた。市場では「投資判断引き上げの動きなども観測されており、踏み上げ相場の様相となっている」(国内中堅証券)という。

■マルマエ <6264>  1,173円 (+81円、+7.4%)

 東証1部の上昇率10位。半導体製造装置向け部品加工を手掛けるマルマエ <6264> が4日続急伸したほか、半導体用精密部品メーカーのエノモト <6928> が連日の上値追いで1月につけた年初来高値奪回を目前に捉えるなど、半導体設備投資関連の中小型株に買いが集まった。1日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が最高値を更新したが、マイクロンテクノロジーが4.7%高に買われるなど特に半導体関連株への買いが目立った。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3連騰で最高値街道を走っており、これに追随する動きとなった。1日に世界半導体市場統計(WSTS)は2021年の半導体市場規模が前年比8.4%増の4694億ドル(日本円にして約48兆円)になると発表、これは過去最大で半導体市場の拡大基調が一段と鮮明となった。これが日米ともに関連銘柄の株価を押し上げる背景となった。半導体の主力銘柄はここにきての連騰で上値が重くなっている一方、値動きの軽い中小型株には物色意欲が旺盛だ。

■オンコリス <4588>  1,875円 (+113円、+6.4%)

 オンコリスバイオファーマ <4588> [東証M]が3日ぶり急反発。2日正午ごろ、ライセンス先である中外製薬 <4519> とともに国内外で臨床試験を進めている主力パイプラインのテロメライシン(OBP-301)について、開発進展状況を発表しており、これが好感された。これによると、今年3月に第1例目の投与を開始した食道がん対象の放射線併用第2相臨床試験では22年の申請が予定されているほか、食道がん対象の放射線化学療法併用第1相臨床試験では、臨床試験開始に向けて今年5月に臨床試験情報サイトへの掲載が行われるなど準備が進んでいるという。更に、肝細胞がんを対象とした抗PD-L1抗体アテゾリズマブ及びベバシズマブを併用する初めての臨床試験では、安全性評価を主眼とした第1相臨床試験を新たに開始する予定としており、順調な進捗状況と評価されているようだ。

■NOK <7240>  1,246円 (+63円、+5.3%)

 NOK <7240> が続急伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が1日付で、投資判断を「アンダーウエイト」から「ニュートラル」とし、目標株価を1150円から1400円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、従来想定以上の企業体質変革への取り組み姿勢を評価。FPC(フレキシブル基板)はスマホ向け受注に不透明感は残るがシール事業の復調が鮮明であり、株価のダウンサイドリスクは低下しつつあると判断したという。また、会社計画はシール事業の売上前提を中心に保守的とみており、21年3月期営業損益予想を145億円の赤字から60億円の赤字へ、22年3月期の営業利益予想を70億円から140億円へ引き上げている。

■JSB <3480>  3,380円 (+170円、+5.3%)

 ジェイ・エス・ビー <3480> が急反発。1日の取引終了後、集計中の20年10月期連結業績について、売上高が471億2500万円から480億5000万円(前の期比12.6%増)へ、営業利益が37億3000万円から43億3000万円(同26.4%増)へ、純利益が23億9700万円から27億6000万円(同19.6%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。不動産賃貸管理事業で借上・自社所有物件にかかる入居率は若干低下したものの、計画を上回る物件管理戸数の増加に伴い、家賃関連売上高が計画を上回る水準で推移したことが要因。また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、社内イベントの中止や行動制限に伴う出張費の減少など一般経費の支出抑制が顕著となったことも寄与した。また、従来28円を予定していた期末一括配当を34円にするとあわせて発表した。普通配当を1円増額するとともに、20年7月27日に会社設立30周年を迎えたことを記念して5円の記念配当を実施する。

■アスクル <2678>  4,390円 (+210円、+5.0%)

 アスクル <2678> が続急伸。1日の取引終了後に発表した11月度(10月21日-11月20日)の月次業績で、単体売上高が前年同月比11.1%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前年に比べて平日が1日多かったことから、主力のBtoB事業が11.0%増となったほか、大型販促の効果などで日用品や食品を中心に販売が増加したLOHACOが18.3%増と2ヵ月ぶりにプラスに転じたことも寄与した。

■リプロセル <4978>  418円 (+19円、+4.8%)

 リプロセル <4978> [JQG]が大幅反発。1日の取引終了後、個人向けiPS細胞 作製サービス「パーソナルiPS」の受け付けを21年1月に開始すると発表しており、これが好感された。パーソナルiPSは、将来の病気やケガに対する「備え」として、個人のiPS細胞を予め作製し保管するサービスで、利用者から不要になった歯または尿を預かり、その中に含まれる少量の細胞を採取し、そこからiPS細胞を作製するという。iPS細胞は、神経・心筋細胞など多様な細胞に変化させることができ、さまざまな治療への応用が期待されているだけに、同サービスへの関心も高まっているようだ。

■トヨタ紡織 <3116>  1,445円 (+62円、+4.5%)

 トヨタ紡織 <3116> が大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が1日付で、投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエイト」とし、目標株価を1750円から2100円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、収益力向上と拡販進展の確度の高まりを評価。多額の生産準備費用が一巡し、今後は自動化や開発効率向上など固定費効率化、現調化推進など限界利益率上昇で更なる収益性向上が見込まれることや、徹底的な競合ベンチマークに基づく商品の差別化で、戦略OEMであるマツダ、SUBARU、スズキ、ダイハツ、BMWへ拡販が期待できるとしている。また、21年3月期の営業利益予想を230億円から400億円へ、22年3月期を同500億円から640億円へ引き上げている。

■日電子 <6951>  4,440円 (+175円、+4.1%)

 日本電子 <6951> が大幅続伸し上場来高値を更新した。2日付の化学工業日報で「産業機器事業でフォトマスク製造用電子ビーム装置(マスクライター)を強化する」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、現在の昭島工場(東京都昭島市)での年産10台体制から、21年度下期に新工場(東京都武蔵村山市)での生産体制を構築し、早期に同20台体制まで拡張するという。台湾・韓国を中心としたマルチビーム機によるEUV(極紫外線)フォトマスク需要に対応するのが狙いとしている。

■ミライトHD <1417>  1,650円 (+55円、+3.5%)

 ミライト・ホールディングス <1417> が大幅続伸。1日の取引終了後、上限を600万株(発行済み株数の5.56%)、または95億7000万円とする自社株を2日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これが好材料視された。株主還元を充実させるとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にすることが目的という。

■そーせい <4565>  1,700円 (+55円、+3.3%)

 そーせいグループ <4565> [東証M]が大幅高で3連騰、ここにきて戻り足を一気に強めている。同社は1日取引終了後、米バイオ医薬品企業のバイオヘイブン社と新規低分子CGRP拮抗薬ポートフォリオに関するグローバルな研究開発提携およびライセンス契約を締結したことを発表した。これにより、同社は契約一時金1000万ドルと研究開発資金を受領し、総額で最大3億7000万ドルのマイルストーンや段階的ロイヤルティーを受領する権利も有することになる。これを材料視する買いが流入し株価を一段と押し上げる格好となった。

■ココカラF <3098>  7,760円 (+250円、+3.3%)

 ココカラファイン <3098> が3日ぶりに大幅反発。1日の取引終了後、ドラッグストア調剤薬局 の運営を行う子会社ココカラファインヘルスケアが、同業のルーカス(神戸市北区)が展開する兵庫県の調剤薬局2店舗と、日本メディケア(東京都港区)が展開する東京都の調剤薬局1店舗をそれぞれ譲り受けたと発表しており、これが好感された。エリアにおけるドミナントの深耕と、地域におけるヘルスケアネットワークの構築を推進するのが狙い。取得価額はそれぞれ非開示。なお、同件による21年3月期業績への影響は軽微としている。

■チムスピ <4397>  2,320円 (+66円、+2.9%)

 チームスピリット <4397> [東証M]が3日続伸。1日の取引終了後、働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」を岡山トヨペット(岡山市南区)が採用及び本格導入を決定したと発表しており、これが好感された。「TeamSpirit」は勤怠管理、就業管理、工数管理、経費精算、電子稟議、社内SNS、カレンダーなど、社員が毎日使う社内業務を一元化したクラウドサービス。岡山トヨペットでは今回の本格導入により、間接業務を効率化し、顧客対応や新価値創出など本来の業務へ注力するとしている。

■コマツ <6301>  2,672.5円 (+63円、+2.4%)

 コマツ <6301> が続伸で1月17日につけた高値2674円を10ヵ月半ぶりに上回り年初来高値更新となった。2日は日経平均が寄り後に軟化し主力輸出株にも株価が冴えないなかで頑強ぶりが目立った。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が警戒されているが、発生元である中国ではいち早く克服し、発表される経済指標も強い数字が目立つ。直近では1日に発表された11月の中国製造業PMIが54.9まで上昇しており中国関連株に位置づけられる同社株には追い風材料となった。また、同社株は株価の上昇過程で信用取組も売り長に放置され、信用倍率は11月27日申し込み現在で0.67倍となっており、株式需給の良さも上値を軽くしている。

■ニフコ <7988>  3,870円 (+90円、+2.4%)

 ニフコ <7988> が続伸し年初来高値を更新した。SMBC日興証券が1日付で、投資評価「1」を継続し、目標株価を3300円から3950円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。車両電動化への対応力が高く、中長期的な業績成長期待が増していることを背景に、目標株価算出時の適用PERを引き上げたことが要因という。同社の成長指標である国内平均搭載金額は軽量樹脂製品、ADAS関連製品の寄与により大幅な上昇が継続しており、同証券ではこのトレンドが継続することで今後も業界成長を上回る業績の創出が可能と見込んでいる。また、株主還元に対する積極姿勢もみられ、配当・自社株買い増額も期待できるとしている。

■郵船 <9101>  2,369円 (+54円、+2.3%)

 日本郵船 <9101> 、商船三井 <9104> など大手をはじめ海運株が軒並み高。新型コロナウイルスの感染拡大が続いているが、米国ではワクチンの実用化期待が高まっており、これに伴う経済活動正常化への思惑が、景気敏感株を買い直す動きにつながっている。世界景気が改善方向をたどれば、グローバル物流を担う海運セクターにとってはフォローの風が強まる。また、ばら積み船市況の総合的指標であるバルチック海運指数は11月30日こそ10日ぶりに小反落したが、戻り歩調が続いており、足もと1200台を維持している。海運セクターは低PBR銘柄の宝庫であることも買いを呼び込む背景となっている。

■豊田通商 <8015>  3,810円 (+70円、+1.9%)

 豊田通商 <8015> が続伸。1日の取引終了後、エジプトの電機大手エルスウェディ・エレクトロニクスと共同で、エジプト向け配電システム高度化事業を受注したと発表しており、これが好感された。同事業は、北カイロ配電公社が管轄する地域において配電システムの整備を行うというもので、主要設備として日立ABBパワーグリッド社製の高度配電管理システムを導入するほか、老朽化した既設の配電設備の更新及び約50万台の電力量計をスマートメーター化する。受注額は約100億円で、日本政府が国際協力機構(JICA)を通じて実施する有償資金協力によって資金供与される予定で、23年半ばにシステムの稼働を予定していいる。

■古河電 <5801>  2,872円 (+50円、+1.8%)

 古河電気工業 <5801> が続伸。2日、北海道大学との共同研究で、バイオガスをLPガスに変換する技術の開発に成功したと発表しており、これが好感された。同技術は、メタル・ポリマーの製造・加工技術を用いた新しい触媒を開発し、この金属触媒の固定技術を応用して開発したもの。同技術により、家畜のふん尿から得られる二酸化炭素とメタンから貯蔵・輸送しやすいLPガスを創出することで、一般家庭や酪農場などの産業の現場でエネルギーとして用いることができるほか、災害時用のエネルギーとしての利用も可能になるとしている。

■日本製鉄 <5401>  1,323円 (+19.5円、+1.5%)

 日本製鉄 <5401> 、ジェイ エフ イー ホールディングス <5411> がいずれも続伸するなど鉄鋼株に買いが入った。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界的な自動車や電気製品などの工場休止の動きが影響して、鉄鋼業界は大幅な需要減少に見舞われた。7-9月期に入っても回復色は乏しく、両銘柄の株価も10月まで上値の重い展開を強いられた。しかし、足もとでは中国向けの自動車生産が好調に推移するなど風向きが変わっている。鉄鋼メーカーは生産体制の見直しなどでコスト改善も進んでおり、ここにきてバリュー株見直しの流れにも乗り、11月以降は底値圏離脱の動きを強めている。

■日本KFC <9873>  2,932円 (+39円、+1.4%)

 日本KFCホールディングス <9873> [東証2]が4日続伸。2日発表した11月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比18.7%増と5ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客単価が同12.7%増と2ケタ増となったことが牽引したほか、客数も同5.3%増と伸長した。なお、全店売上高は同18.9%増だった。

■三菱UFJ <8306>  454.7円 (+4.9円、+1.1%)

 三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> をはじめメガバンクが堅調。1日の米国株市場ではワクチン実用化期待を背景に景気敏感セクターなどに買いが集まったが、経済回復シナリオが意識されるなかで大手金融株も軒並み買いが優勢となった。長期金利も上昇傾向にあり、米10年債利回りは終値ベースで0.927%まで上昇、1%台を再び視界に入れている。東京市場ではメガバンクの株価は11月25日に戻り高値を形成したあと調整を入れていたが、目先利食いが一巡し米国事業における運用利ザヤ拡大期待から買いが優勢となった。

※2日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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