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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

テラ <日足> 「株探」多機能チャートより

■テラ <2191>  516円 (-100円、-16.2%) ストップ安

 テラ <2191> [JQ]が5日続急落。東京証券取引所が1日の取引終了後、同社に対して改善報告書の徴求及び公表措置を実施すると発表したことが嫌気された。適時開示すべき事項について直ちに開示が行われず、改善の必要性が高いと認められるためという。

■ワークマン <7564>  8,820円 (-460円、-5.0%)

 ワークマン <7564> [JQ]が4日ぶり急反落。1日の取引終了後に発表した11月度の月次速報で、既存店売上高は前年同月比0.8%増となり、38ヵ月連続で前年実績を上回ったものの、9月度の同9.6%増、10月度の同34.5%増から伸び率が大幅に縮小したことが嫌気された。「#ワークマン女子」効果で引き続き女性衣料が大幅に伸長した。ただ冬物商品は、上旬は気温低下でインナー・アウターともに好調だったものの、中旬以降は寒さが和らいだことで伸び悩んだ。なお、全店売上高は同8.6%増だった。

■伊藤園 <2593>  7,670円 (-300円、-3.8%)

 伊藤園 <2593> が大幅安で4日続落。1日の取引終了後、21年4月期の連結業績予想について、売上高を4810億円から4500億円(前期比6.9%減)へ、営業利益を200億円から123億円(同38.3%減)へ、純利益を130億円から58億円(同25.6%減)へ下方修正したことが嫌気された。リーフ・ドリンク関連事業で、コンビニエンスストアや自動販売機を通じた販売数量が、外出自粛や在宅勤務へのシフト、訪日外国人減少の影響により落ち込んでいることに加えて、飲食関連事業で飲食店全体に対する消費マインドが低下し、ドリンク類の販売数量が大きく減少していることが要因。また、新型コロナウイルス感染症の影響が通期に及ぶとの想定に変更したことも響く。なお、第2四半期累計(5-10月)決算は、売上高2365億8500万円(前年同期比10.9%減)、営業利益86億1000万円(同39.0%減)、純利益45億9600万円(同48.5%減)だった。

■西松屋チェ <7545>  1,535円 (-43円、-2.7%)

 西松屋チェーン <7545> が3日ぶり反落。1日の取引終了後、21年2月期の単独業績予想について、売上高を1560億円から1590億円(前期比11.2%増)へ、営業利益を85億円から107億円(同5.6倍)へ、純利益を56億4800万円から72億7600万円(同6.8倍)へ上方修正し、これを受けて朝方は高く始まったものの、目先の材料出尽くし感から利益確定売りに押された。第3四半期までに来店客数が伸び、育児・服飾雑貨、ベビー・マタニティ、子供衣料などの販売が好調に推移したことが要因という。また、気温の低下に伴い秋冬物衣料の販売が伸びたことも寄与する。

※2日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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