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【特集】ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (2) 意中の銘柄は検索機能で調べよう!

(2)「株探はこう使おう! 意中の銘柄は検索機能でさくっと調べよう!」【トップページ】編

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

◆基本の「銘柄欄」のおさらい

 調べたい銘柄が決まっている場合には、「株探検隊」の検索機能を使えば簡単かつ最速で銘柄の情報をゲットすることができます。では、株取引を行ううえで知っておきたい基礎知識を交えながら、ソフトバンクグループ <9984> で事前の下調べをどうやって行うのかをみていきましょう。

図4 取引に必要な情報が詰まった「銘柄欄」
銘柄欄

 個別銘柄のページでは、枠囲みの銘柄欄に社名である「ソフトバンクグループ」が表示され、その左側に4桁の証券コード「9984」が、右側には上場している株式市場が表示されています。株取引は4桁の証券コードで行いますので、必ず確認するようにしましょう。

 ソフトバンクグループの「東証1」は、東証一部に上場していることを意味します。東京証券取引所には、東証一部、東証二部、JASDAQ(ジャスダック)、東証マザーズの4市場があります。上場できる条件はそれぞれの市場であらかじめ決められていて、ざっくり言うと一部と二部は比較的大企業向け、JASDAQとマザーズは新興企業向けに分けることができます。「株探」では、JASDAQに上場している場合には「JQ」、東証マザーズに上場している場合には「東証M」と略して表示されますので、上場市場を見ることで大まかにどういった銘柄であるのか(大企業なのか新興企業なのか)を簡単に把握することができます。(※編集部注)

 銘柄名の下に表示されている金額は株価です。株式投資では単元株制度がとられているため単元株単位で売買が行われ、一般的には最低の売買単位を100株単位にしています。つまり、株価が5,000円で最低単元数が100株単位の場合には、5,000×100=50万円で株を購入できる計算になります。

 株価の右横に前日比という記載がありますが、これは前日の株価に比べて値上がりしているのか、値下がりしているのかを表しています。金額幅(円)と値動き率(%)で表示されていて、値下がりしている場合にはマイナス(-)表示になります。

 その右隣に単位の表示がありますが、これが売買単位のことを表しています。「単位100株」の場合には、最低売買単位が100株という意味です。株の購入金額を計算する時に必要ですから、取引前に必ず確認しましょう。

 ところで、ソフトバンクグループの場合には、銘柄名と証券コードの上に「貸借」「225」と表示されています。

 この「貸借」の箇所の表示は、銘柄によって異なっています。銘柄によっては「貸借」ではなく「信用」「現物」と表示されたりします。「貸借」は信用取引に関わる用語で「信用買いと信用売りの両方ができる銘柄」、「信用」は「信用買いのみできる銘柄」を意味しています。「現物」は「現物取引のみができる銘柄」になります。信用取引については別に解説しますので、ここでは簡単な用語の解説にとどめます。

 なお、「貸借」の文字の上にカーソルを重ねると(マウスオーバー)、ポップアップで用語解説がされますので便利です。さまざまな箇所でポップアップが活用されていますので、いろいろと試してみてください。

 「貸借」の右隣の「225」はこの銘柄が日経平均株価(225種)の採用銘柄であることを表しています。「225」は青色の下線付きで表示されていて、クリックするとリンク先の「日経平均の寄与度ランキング」を見ることができます。「日経平均の寄与度ランキング」をカンタンに言うと、225採用の銘柄の株価が日経平均株価をどれだけ値上がりさせたのか(値下がりさせたのか)を知ることができます。

図5 「日経平均の寄与度ランキング」
日経平均の寄与度ランキング



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※編集部注:「株探」では名古屋証券取引所に単独上場している銘柄の株価情報の提供も行っています。株価情報はご利用いただけませんが、福岡証券取引所、札幌証券取引所の上場銘柄についても一部データをご覧いただくことができます)

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