【特集】横山利香の「株探の歩き方」第1回 ─トップページ活用術(後編)
第1回 「トップページ、情報ハンティングはここから始まる(後編)」
◆トップページには株探の「いま」が凝縮
このようにグローバルナビを利用することで、銘柄に関わる多くの情報に素早くアクセスすることができます。「株探」の“顔”であるトップページの中身をみてみましょう。
トップページでは、グローバルナビの下に「Top News」「決算速報【リアルタイム配信中】」「ランキング・活況銘柄」「人気ニュース」「人気テーマ」といった主要コンテンツの情報が網羅的にまとめられています。
このトップページは膨大な情報の塊である「株探」の「いま(現在)」をギュッとコンパクトに凝縮した姿です。「決算速報」など主要コンテンツの「いま」をグローバルナビのタブを切り替えることなく、上下にスクロールするだけでサッと一覧でき、多くの情報をまとめて確認することができます。
●図3 一覧性の高いトップページ、ズラリ人気コーナー
各コーナーについて簡単に説明すると、「Top News」はその日、多くの方がご覧になっている注目度の高いニュース、あるいは「株探」編集部が重要と判断したニュースの見出しが並んでいます。
「決算速報」はグローバルナビのところで説明しましたね。その下にある「本日のサプライズ決算」「本日のイチオシ決算」といったタイトルは、大幅増益や業績上方修正など決算のインパクトが大きい銘柄の情報を伝えています。「株探」ユーザーの注目度が非常に高いコンテンツです。
「ランキング・活況銘柄」については後述します。その下にある「信用残ランキング」では「買い残の増加(減少)」「売り残の増加(減少)」幅の大きい銘柄がわかります。投資家の銘柄に対する強弱感を測るのに役立ちます。
「人気ニュース【ベスト10】(アクセスランキング 直近8時間)」「人気ニュース(3日間のランキング)」では、株探ユーザーにどのような記事が多く読まれているのかを知ることができます。毎回登場し常連となっている特集記事などは多くの方が情報源として利用している可能性も高く、記事に掲載されている銘柄に買いが集まることもありますから、見落とさないようにしましょう。
同様に株式テーマについて投資家の注目の高いテーマを確認することができるのが「人気テーマ(3日間のランキング)」です。
一番下には「開示情報(決算・業績修正を除く)」のコーナーがあります。企業が発表する開示情報の内容次第では、取引時間中にストップ高になったり、ストップ安になったりする場合もあります。
たとえば、株価が値上がりしてストップ高買い気配になった場合には、開示情報で好材料のニュースが出ていないか確認しましょう。悪材料の場合も同様です。ただし、開示情報がすぐに評価されて株価が動く場合もあれば、評価までに時間がかかって時間差で株価が動く場合もあります。すぐに株価が動かないからといって評価されていないとは限りませんから、注意が必要です。
これら各コーナーでは最後尾にある「ベスト30を見る」や「一覧を見る」といった文字列をクリックすることで、より多くの情報を参考にすることができます。
◆探索の「出発点」、株式情報の大ターミナル
実際にトップページから、個別銘柄探索を始めてみましょう。
株式市場の取引時間中に、株価が急騰したり、急落したりすることはよくあることです。このような場合、何が理由で急騰・急落したのか、株価を動かした要因を調べる必要があります。
まず、大きく動いている銘柄の確認は、ページの中ほどにある「ランキング・活況銘柄」で行えます。コーナーに設けられたタブを切り替えることにより「上昇(下落)銘柄」「年初来高値(安値)」「ストップ高(安)」など、市場で動いている銘柄をチェックすることができます。
気になる銘柄を見つけたら、株価が動いた原因を調べるために、まずはページ上部にある「株探検隊」の検索窓にコード番号か社名を入力して検索します。銘柄の個別ページに移動したら、銘柄名にある「ニュース」タブをクリック。その銘柄に関するニュースが「全件」表示されますので、その中から株価変動の要因となったニュースを探します。なお、表示数はできるだけ多くした方がニュースを見つけやすいので、一番下の窓(ボックス)で50件に設定しましょう。それでもお目当てのニュースが見つからなかった場合には、「材料ニュース」などタブを切り替えて絞り込んだ方が効率的でしょう。(図4参照)
さらに、時間に余裕がある時や、取引時間外には、一番上にある「Top News」のコーナーを確認しましょう。投資家の関心の矛先や市場の雰囲気をつかめますので、下の方にある「人気ニュース」や「人気テーマ」、前述した「開示情報(決算・業績修正を除く)」もさっと確認します。何度も言いますが、特集記事などから個別銘柄に買いが集まることがありますから、できれば寄り付き前までに市場全体に目を通しておくことをお勧めします。
なお、ここまで触れませんでしたが、ページ最上段にある「日経平均」「米ドル円」「NYダウ」などの動きは必ず日々確認します。「円高だから輸出株はさえない」など、寄り付きの株価動向に影響を及ぼしますし、株価変動の原因にあたりをつけられるからです。
●図4 トヨタのニュースページ
今回は多くのユーザーの方が最初に訪れる「トップページ」について説明しました。
「株探」を株式投資に活かすか、活かさないかはあなた次第。それぞれのページをどう活用したらいいのか、株探の活用法を具体的に解説していきます。次回(5月1日配信予定)では明日の株価材料の宝庫である「決算速報」の歩き方を取り上げます。 (横山利香)
■「もっと株探」■
横山さんの「株探の歩き方」の第1回目はいかがだったでしょう。横山さんも絶賛するこの「株探」の魅力を一層高めたサービスが有料の会員サービスである「株探プレミアム」です。「株探プレミアム」では(1)お気に入り銘柄機能(登録無制限)、(2)20年間の業績表示、(3)5年間の業績修正履歴、(4)株価と特報記事のリアルタイム化、(5)広告非表示といった一歩先を行く投資家のための“新たな価値を生む”サービスです。関心をお持ちの方は是非「株探プレミアム」の紹介ページをご覧ください。
また、「株探」全般に関するヘルプページもございます。こちらでも株探プレミアムのサービス内容、会員登録やプランについてなど、ユーザーの方からよく寄せられる問い合わせへの回答を掲載しています。
ヘルプページでは多くの「株探」ユーザーが疑問に思われている個別銘柄の業績の横にある「矢印」の意味を解説した項目などもあります。
図A.業績矢印には意味がある?
最後に、あまりアピールされていない、穴場的な「株探プレミアム」の機能をご紹介します。「NYダウ」は他の指数と異なって無料会員の方は提供元の規約により「時系列」のデータをご覧いただけません。この指数に限って「時系列」のデータは有料会員の方のみのご提供になっています。(編集部)
>> 第2回目に続く
株探ニュース
横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)
このようにグローバルナビを利用することで、銘柄に関わる多くの情報に素早くアクセスすることができます。「株探」の“顔”であるトップページの中身をみてみましょう。
トップページでは、グローバルナビの下に「Top News」「決算速報【リアルタイム配信中】」「ランキング・活況銘柄」「人気ニュース」「人気テーマ」といった主要コンテンツの情報が網羅的にまとめられています。
このトップページは膨大な情報の塊である「株探」の「いま(現在)」をギュッとコンパクトに凝縮した姿です。「決算速報」など主要コンテンツの「いま」をグローバルナビのタブを切り替えることなく、上下にスクロールするだけでサッと一覧でき、多くの情報をまとめて確認することができます。
●図3 一覧性の高いトップページ、ズラリ人気コーナー
各コーナーについて簡単に説明すると、「Top News」はその日、多くの方がご覧になっている注目度の高いニュース、あるいは「株探」編集部が重要と判断したニュースの見出しが並んでいます。
「決算速報」はグローバルナビのところで説明しましたね。その下にある「本日のサプライズ決算」「本日のイチオシ決算」といったタイトルは、大幅増益や業績上方修正など決算のインパクトが大きい銘柄の情報を伝えています。「株探」ユーザーの注目度が非常に高いコンテンツです。
「ランキング・活況銘柄」については後述します。その下にある「信用残ランキング」では「買い残の増加(減少)」「売り残の増加(減少)」幅の大きい銘柄がわかります。投資家の銘柄に対する強弱感を測るのに役立ちます。
「人気ニュース【ベスト10】(アクセスランキング 直近8時間)」「人気ニュース(3日間のランキング)」では、株探ユーザーにどのような記事が多く読まれているのかを知ることができます。毎回登場し常連となっている特集記事などは多くの方が情報源として利用している可能性も高く、記事に掲載されている銘柄に買いが集まることもありますから、見落とさないようにしましょう。
同様に株式テーマについて投資家の注目の高いテーマを確認することができるのが「人気テーマ(3日間のランキング)」です。
一番下には「開示情報(決算・業績修正を除く)」のコーナーがあります。企業が発表する開示情報の内容次第では、取引時間中にストップ高になったり、ストップ安になったりする場合もあります。
たとえば、株価が値上がりしてストップ高買い気配になった場合には、開示情報で好材料のニュースが出ていないか確認しましょう。悪材料の場合も同様です。ただし、開示情報がすぐに評価されて株価が動く場合もあれば、評価までに時間がかかって時間差で株価が動く場合もあります。すぐに株価が動かないからといって評価されていないとは限りませんから、注意が必要です。
これら各コーナーでは最後尾にある「ベスト30を見る」や「一覧を見る」といった文字列をクリックすることで、より多くの情報を参考にすることができます。
◆探索の「出発点」、株式情報の大ターミナル
実際にトップページから、個別銘柄探索を始めてみましょう。
株式市場の取引時間中に、株価が急騰したり、急落したりすることはよくあることです。このような場合、何が理由で急騰・急落したのか、株価を動かした要因を調べる必要があります。
まず、大きく動いている銘柄の確認は、ページの中ほどにある「ランキング・活況銘柄」で行えます。コーナーに設けられたタブを切り替えることにより「上昇(下落)銘柄」「年初来高値(安値)」「ストップ高(安)」など、市場で動いている銘柄をチェックすることができます。
気になる銘柄を見つけたら、株価が動いた原因を調べるために、まずはページ上部にある「株探検隊」の検索窓にコード番号か社名を入力して検索します。銘柄の個別ページに移動したら、銘柄名にある「ニュース」タブをクリック。その銘柄に関するニュースが「全件」表示されますので、その中から株価変動の要因となったニュースを探します。なお、表示数はできるだけ多くした方がニュースを見つけやすいので、一番下の窓(ボックス)で50件に設定しましょう。それでもお目当てのニュースが見つからなかった場合には、「材料ニュース」などタブを切り替えて絞り込んだ方が効率的でしょう。(図4参照)
さらに、時間に余裕がある時や、取引時間外には、一番上にある「Top News」のコーナーを確認しましょう。投資家の関心の矛先や市場の雰囲気をつかめますので、下の方にある「人気ニュース」や「人気テーマ」、前述した「開示情報(決算・業績修正を除く)」もさっと確認します。何度も言いますが、特集記事などから個別銘柄に買いが集まることがありますから、できれば寄り付き前までに市場全体に目を通しておくことをお勧めします。
なお、ここまで触れませんでしたが、ページ最上段にある「日経平均」「米ドル円」「NYダウ」などの動きは必ず日々確認します。「円高だから輸出株はさえない」など、寄り付きの株価動向に影響を及ぼしますし、株価変動の原因にあたりをつけられるからです。
●図4 トヨタのニュースページ
今回は多くのユーザーの方が最初に訪れる「トップページ」について説明しました。
「株探」を株式投資に活かすか、活かさないかはあなた次第。それぞれのページをどう活用したらいいのか、株探の活用法を具体的に解説していきます。次回(5月1日配信予定)では明日の株価材料の宝庫である「決算速報」の歩き方を取り上げます。 (横山利香)
■「もっと株探」■
横山さんの「株探の歩き方」の第1回目はいかがだったでしょう。横山さんも絶賛するこの「株探」の魅力を一層高めたサービスが有料の会員サービスである「株探プレミアム」です。「株探プレミアム」では(1)お気に入り銘柄機能(登録無制限)、(2)20年間の業績表示、(3)5年間の業績修正履歴、(4)株価と特報記事のリアルタイム化、(5)広告非表示といった一歩先を行く投資家のための“新たな価値を生む”サービスです。関心をお持ちの方は是非「株探プレミアム」の紹介ページをご覧ください。
また、「株探」全般に関するヘルプページもございます。こちらでも株探プレミアムのサービス内容、会員登録やプランについてなど、ユーザーの方からよく寄せられる問い合わせへの回答を掲載しています。
ヘルプページでは多くの「株探」ユーザーが疑問に思われている個別銘柄の業績の横にある「矢印」の意味を解説した項目などもあります。
図A.業績矢印には意味がある?
最後に、あまりアピールされていない、穴場的な「株探プレミアム」の機能をご紹介します。「NYダウ」は他の指数と異なって無料会員の方は提供元の規約により「時系列」のデータをご覧いただけません。この指数に限って「時系列」のデータは有料会員の方のみのご提供になっています。(編集部)
>> 第2回目に続く
株探ニュース