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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):三菱UFJ、省電舎HD、SEMTEC

三菱UFJ <日足> 「株探」多機能チャートより
■三菱UFJ <8306>  829.9円  -5.1 円 (-0.6%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクは軟調に推移。ここ米長期金利が上昇傾向にあり、直近では米10年債利回りが一時2.5%と3月20日以来9カ月ぶりの高い水準に達した。金融機関にとって運用環境における利ザヤ拡大が見込まれることで追い風となっている。ただ、前日はゴールドマン・サックスやシティグループ、JPモルガンなど大手金融株はここまで上昇局面にあったことから、いったん利益確定の動きが顕在化しており、東京市場でもこの流れに追随する格好でメガバンクは売りに押されている状況だ。

■省電舎ホールディングス <1711>  985円  +150 円 (+18.0%) ストップ高   本日終値
 省電舎ホールディングス<1711>がストップ高。同社は20日取引終了後、丸紅<8002>とエネルギー関連分野の新事業展開で業務提携したことを発表、これを材料視した買いが集中した。第一弾として自家消費型EMS(エネルギーマネジメントシステム)を18年3月までに開発し、両社顧客約6000社への導入を目指す構えで、中期的な業績成長期待が膨らんでいる。

■ヒマラヤ <7514>  1,234円  +120 円 (+10.8%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率5位
 ヒマラヤ<7514>が反発、同社はスポーツ用品大手で中部を地盤に積極出店して業容を拡大しているが、事業構造改革にも着手している。20日取引終了後、業績不振が続くスポーツ用品販売のビーアンドディーの全株式をRIZAPグループ<2928>に売却することを発表、これをポジティブ材料視する買いを誘った。

■SEMITEC <6626>  6,600円  +400 円 (+6.5%)  本日終値
 SEMITEC<6626>が5日続伸。ここ買いの勢いが増し、前々日は値幅制限上限の1000円高に買われるなど異彩を放った。温度センサーの専業メーカーでOA機器や家電、自動車、産業機械、医療向けなど幅広い分野で受注実績を持つ。世界的な自動車向け需要の拡大が収益を後押ししているほか、血糖値用センサーなど医療用が来期の成長エンジンとなる可能性が指摘されている。18年3月期営業利益は前期比31%増の9億5000万円を見込む。

■高砂鐵工 <5458>  975円  +55 円 (+6.0%)  本日終値
 高砂鉄工<5458>は大幅反発。ただ、PERは7倍台と依然として割安水準にある。同社は10月31日、18年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を100億円から104億円(前期比15.1%増)へ、経常利益を3億8000万円から4億8000万円(同28.3%増)へそれぞれ増額した。主力の自動車部品向けみがき帯鋼の受注が増加しているのに加え、ステンレスでも加工品や子会社でのステンレス鋼材の卸販売が好調に推移している。さらに、下半期以降もみがき帯鋼の受注の好調さ持続や、加工品や子会社でのステンレス鋼材の卸販売が安定的に推移すると判断している。

■妙徳 <6265>  570円  +31 円 (+5.8%)  本日終値
 妙徳<6265>が続伸。空気圧関連機器を製造するが、主力の真空パッドは旺盛な半導体需要を背景にチップ搬送や、非接触搬送機器向けなどの需要を捉えている。17年12月期は営業利益段階で前期比58%増の4億2600万円を見込んでいる。年間配当は前期実績比2円増配の10円を計画するなど株主還元姿勢も評価。

■イントラスト <7191>  1,640円  +82 円 (+5.3%)  本日終値
 イントラスト<7191>が大幅高。同社は賃貸保証ビジネスを主力に手掛けるがほか、入院・介護費保証にも展開する。医療機関の外国人患者受入れ体制整備支援事業を手がける医療シンクタンクJIGH(東京都港区)と、日本の公的保険未加入のインバウンド外国人患者の医療費未払い発生防止について、複数の医療機関と連携して来年1月から実証実験を開始することを19日引け後に発表している。前日は目先筋の利益確定売りを誘発したものの、きょうは業容拡大への期待から改めて買い直された。

■MSコンサル <6555>  1,301円  +62 円 (+5.0%)  本日終値
 10月6日に新規上場したMS&Consulting <6555> [東証M]は20日、配当修正を発表。従来未定としていた18年3月期の期末一括配当は17.5円実施すると発表しており、これを好感する買いが向かった。同社はIFRSベースで配当性向20%、日本基準ベースで配当性向30%を目安に配当を実施することを基本方針とする。堅調な業績を踏まえ、株主への利益還元を行うことを決定した。なお、今期最終利益は前期比13.3%増の3.8億円に伸びる計画だ。

■きちり <3082>  875円  +41 円 (+4.9%)  本日終値
 きちり<3082>が大幅高で連日の新高値、5日移動平均線を足場に一気に上放れてきた。関西を中心に外食を展開し、18年6月期第1四半期営業利益は前年同期比2.2倍と快調。通期も2ケタ増益が有望視されている。足もとも11月の全店売上高が前年同月比7.3%増と顕著な伸びをみせている。新宿にテイクアウト専用のミニパンケーキ専門店を出店したが、これも消費者ニーズを捉え立ち上がり好調だ。株価は13週移動平均線をサポートラインに、9月以降は継続的な実需買いが入り上昇の勢いを増しており、時価は同移動平均線との上方カイ離が16%強まで拡大している。

●ストップ高銘柄
 クレオ <9698>  613円  +100 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値
 みらいワークス <6563>  7,600円  +1,000 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値
 一家DP <9266>  7,800円  +1,000 円 (+14.7%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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