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【特集】極洋 Research Memo(8):いよいよ完全養殖クロマグロが2017年11月に出荷開始

極洋 <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

4. クロマグロの完全養殖事業について
前述のように極洋<1301>では、2007年からクロマグロの養殖事業を手掛けてきた。天然の稚魚を採取して生簀に入れ、成魚に育てる蓄養事業では既に出荷が行われているが、人口の親魚から魚卵を採取してふ化させ、成魚まで育成する完全養殖には至っていなかった。しかし、いよいよこのクロマグロの完全養殖事業が最終局面(完全養殖成魚の初出荷)を迎えつつある。同社では、この完全養殖クロマグロを「本鮪の極 つなぐ<TUNAGU>」と名付け、2017年11月から出荷を開始した。

結果的にどのようなマグロが出荷され、市場あるいは消費者からどのような評価を受けるかは未知数ではあるが、同社ではこの完全養殖マグロの新ブランドを積極的に広めていくことを計画しており、近い将来は鰹・鮪事業及び関連事業の大きな柱の1つになるのは間違いないだろう。いずれにしろ、初出荷後の動向は多いに注目される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《TN》

 提供:フィスコ

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