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2017年12月10日09時30分

【市況】【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 銘柄に恋するなかれ! 試し買いで“成功の種”を撒け

株式アドバイザー 北浜流一郎

「銘柄に恋するなかれ! 試し買いで“成功の種”を撒け」

●ビットコイン初心者の私が資金12倍に!

 まずは、ビットコインのことから書かせていただこう。私が5月初めに試し買いした1万円分が、半年少々で12倍に化けたという事実についてだ。

 5月の連休は株の取引がなく、実に退屈だった。そこでそれを紛らわすべく、数冊の仮想通貨の本を購入、それを見ながら試しに1万円分購入してみたのだ。

 なぜ1万円だったか。実はもっと購入してもよかったのだ。休日中にあまり真剣に売買するのも嫌だったので、取り敢えず口座へ入金できて、実際に買えるかを試すつもりで1万円分を買ったのだ(実際には手数料がかかったので、購入できたビットコインはもっと少額だった)。

 それがどんどん上がって(途中一度もマイナスになることはなかった)、前述したように12倍になったのだが、私の周囲には同時期にやはり仮想通貨に投資した人たちが数人いる。

 彼らの投じた資金は私よりもっと多かった(多くて300万円ほど)が、結果は惨敗だった。ビットコインではなく、私にはよく名称が分からない他通貨に投資したからだ。

 それらは購入後間もなく暴落、いまだに蘇生していないという。そのため、彼らはたった1万円を12万円にしている私を見るのが腹立たしいようで、会うと「今日はビットコインの話は無しにしましょう」などと言ってくる。金額的には羨ましがれるほどの儲けではないのだが、なんとなく腹立たしいということのようだ(笑)。

 では、なぜ私は儲かっているのか。投資資金がわずか1万円のため、彼らと違いそれが吹っ飛んだとしてもさほど痛手ではないと放置(=長期投資)していた。

 これが大きかったといえる。途中、分裂騒ぎがあって急落する場面もあり、投じた資金が多ければ投げていただろう。しかし、初期投資は1万円なのだ。売ってもしょうがない、と持続した結果、他の投資家たちがあたふたしている間も余裕で持ち堪えられた。こういうことになる。

●いま試し買いすべき候補は?

 このことで言えるのは、株式投資でもある銘柄に惚れ込んで本格勝負する、なんてことはせず、いつも試し買いを入れてみる。こんな気持ちで投資することをお勧めしたい。試しなのだから、どうも具合が悪いと思うなら撤退すればよいし、そうでなければ持続する。こんな姿勢で投資すれば成功する確率が高くなる。

 そこで、いま試し買いするのに適した銘柄として紹介しておきたいのは、以前取り上げ、そして失速、そこからまた復活中の豊田通商 <8015> だ。リチウム電池の素材になるリチウムの生産に乗り出しているのは、やはり非常に魅力的だ。

 次は栄研化学 <4549> だ。臨床検査薬の大手で、特に便潜血検査薬では実にシェア50%超を誇る。高齢化の進展により臨床検査のニーズは増加を続けており、当然それに不可欠な検査薬も「同じ歩みに」となるため、株も当然期待が持てる。

 寮やホテルの運営に強い共立メンテナンス <9616> も高値圏ながらなお投資魅力を秘めていると見る。企業から委託されている寮の運営は、人手不足時代であることを考えると、さらに拡大が見込めるからだ。

 すでに取り上げたことがあり、株価も堅調そのものの上昇ぶりを見せていたが、いまでは失速、そして反発中のSUMCO <3436> も見逃さないようにしたい。300ミリ、200ミリともにウエハー需要の拡大が続いている事実は大きな支援材料になる。

 最後に東証2部銘柄、アルトナー <2163> [東証2]を。技術者派遣の中堅かつ老舗で、機械、電気、電子、ソフト開発に強い人材を多数抱えているため、いまはEV、自動運転など自動車先端技術関連分野への派遣を伸ばしている。株価は先週末に急反落しただけに(その前日7日に上がり過ぎたと考えられる)魅力的だ。

2017年12月8日 記

株探ニュース
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