仮想通貨(暗号資産)関連が株式テーマの銘柄一覧
「仮想通貨」は主にインターネット上でやりとりできる通貨のこと。国家が価値を保証する法定通貨に対し、仮想通貨は中央銀行のような公的な発行体や管理者がなく、専門の取引所で円やドル、ユーロなどの現実の通貨と交換できる。公的な発行体や管理者なしで存在しうるという特性のため、仮想通貨の種類は非常に多く、2016年現在、全世界で600種類以上が存在すると言われている。
株式市場では、仮想通貨に関連した銘柄を「仮想通貨関連株」と呼ぶ。また、仮想通貨のうち最も有名なものであるビットコインにちなみ、「ビットコイン関連株」と呼ぶ場合も稀にある。
「仮想通貨」は「暗号通貨」と呼ばれる場合もある。日本では「仮想通貨」の使用が一般的だが、世界的には「Cryptocurrency(暗号通貨)」が用いられる場合が多い。「Virtual Currency(仮想通貨)」も使われないわけではないが、使用頻度は「Cryptocurrency(暗号通貨)」が圧倒的に多い。
仮想通貨の信用が、国家などの裏付けを持たないにもかかわらず維持されているのは、暗号理論に裏付けされた取引の安全性確保、偽造防止の仕組みなどによる。そのため、「仮想通貨」と「暗号通貨」はほぼ同義といえる。
仮想通貨のうち最も有名なものは2009年に登場した「ビットコイン」。ビットコインは中本哲史と名乗る謎の人物の論文に基いて運用が始まり、欧州における金融危機などを背景に価値が高騰。2013年に入り世界的な注目を浴びるようになった。この頃のビットコイン取引所で世界最大手はマウントゴックスといい、フランス出身のマルク・カルプレス氏が渋谷で経営する企業によって運営されていた。マウントゴックスはビットコイン消失事件などのトラブルを起こし2014年に経営破綻。これらの謎めいた誕生秘話やスキャンダラスな事件により社会全体の耳目を集め、ビットコインと仮想通貨の存在は、日本でも一般的に知られるところとなった。
2016年に入ってからは法整備も進み、日本ではこの年の5月25日に仮想通貨を決済手段に使える「財産的価値」と定義した改正資金決済法が成立。これにより、仮想通貨ビジネスも本格化している。
※市場略称:「東P」:東証プライム、「東S」:東証スタンダード、「東G」:東証グロース、「東E」:東証ETF、「東EN」:東証ETN、「東R」:東証REIT、「東IF」:東証インフラファンド、「名P」:名証プレミア、「名M」:名証メイン、「名N」:名証ネクスト、「名E」:名証ETF、「札A」:札証アンビシャス、「福Q」:福証Q-Board
※名証の「プレミア」はプライム、「メイン」はスタンダード、「ネクスト」はグロースの各市場に含めて掲載しています。
※札証と福証はスタンダード、札証アンビシャスと福証Q-Boardはグロースの各市場に含めて掲載しています。
※現値ストップ高は「S」、現値ストップ安は「S」、特別買い気配は「ケ」、特別売り気配は「ケ」を表記。
※PER欄において、黒色「-」は今期予想の最終利益が非開示、赤色「-」は今期予想が最終赤字もしくは損益トントンであることを示しています。