【注目】★本日の【イチオシ決算】 アセンテック、グッドコムＡ、パーク２４ (12月15日)

１）本日（12月15日）引け後に発表された決算・業績修正

　●イチオシ決算

【アセンテック <3565> [東証Ｓ]】　★今期経常を16％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額
　◆26年1月期の連結経常利益を従来予想の22.5億円→26億円に15.6％上方修正。増益率が84.7％増→2.1倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は9月に続き、2回目。仮想デスクトップ事業の仮想デスクトップソフトウェアやサービスが想定以上に伸びるほか、クラウドインフラ事業で自社製品「リモートPCアレイ」が総務省の新ガイドラインに沿って地方自治体での導入が進んだことが要因。米CSG社との資本業務提携に沿った大型案件獲得に伴う収益も上振れに貢献する。
　　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の23円→30円(前期は15円)に大幅増額修正した。

　●サプライズな決算発表・業績修正

　テクノフレ <3449> [東証Ｓ]　　★今期経常を31％上方修正・3期ぶり最高益、配当も10円増額
　◆25年12月期の連結経常利益を従来予想の29億円→38億円に31.0％上方修正。増益率が35.8％増→78.0％増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は7月に続き、3回目。米国関税の影響を受けて不安定になっていた海外の受注が直近で安定したことで、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。
　　業績好調に伴い、年間配当を従来計画の54円→64円(前期は54円)に増額修正した。

　グッドコムＡ <3475> [東証Ｐ]　　★今期経常は2.6倍増で2期ぶり最高益、1円増配へ
　◆25年10月期の連結経常利益は前の期比47.6％減の25.8億円に落ち込んだものの、続く26年10月期は前期比2.6倍の68.4億円に急拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は豊富な物件ラインアップや前期に買収したLivenup Groupの業績寄与などを背景に、売上高792億円と45.3％の大幅増収を見込む。
　　併せて、今期の年間配当は前期比1円増の46円に増配する方針とした。また、30年10月期に売上高6000億円を目指す中期経営計画も発表。

　パーク２４ <4666> [東証Ｐ]　　★今期経常は13％増で2期ぶり最高益、35円増配へ
　◆25年10月期の連結経常利益は前の期比3.6％減の341億円になったものの、続く26年10月期は前期比12.7％増の385億円と2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期はカーシェアリング「タイムズカー」の2ケタ成長を計画するほか、駐車場事業も堅調に拡大し、売上高4450億円と9.6％の増収を見込む。
　　併せて、今期の年間配当は前期比35円増の65円に大幅増配する方針とした。

　東計電算 <4746> [東証Ｓ]　　★今期配当を26.5円増額修正
　◆25年12月期の年間配当を従来計画の141円→167.5円(前期は125円)に増額修正した。堅調な業績動向や財務状況などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。権利付き最終日を26日に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。

　ドリムアーツ <4811> [東証Ｇ]　　★今期経常を22％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も14円増額
　◆25年12月期の連結経常利益を従来予想の8.7億円→10.6億円に21.7％上方修正。増益率が14.1％増→38.9％増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。オンプレミス事業とプロフェッショナルサービス事業の売上高が計画を上回ることが寄与。インフラコストの抑制に加え、SmartDBへの開発投資を積極化したことに伴い、ソフトウェア資産計上額が増加し原価が減少したことも織り込んだ。
　　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の40円→54円(前期は40円)に大幅増額修正した。

　トリプラ <5136> [東証Ｇ]　　★今期経常は39％増で5期連続最高益更新へ
　◆25年10月期の連結経常利益は前の期比2.4倍の5.8億円に伸びて着地。続く26年10月期も前期比39.5％増の8.1億円に拡大し、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力の宿泊施設向け予約システム「tripla Book」でGMV(取扱高)の拡大とともに従量収益が大幅に増加し、売上高34.9億円と35.8％の大幅増収を見込む。

　ミガロＨＤ <5535> [東証Ｐ]　　★今期経常を4％上方修正、特別株主優待を実施
　◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の21.7億円→22.5億円に3.7％上方修正。増益率が2.3％増→6.1％増に拡大する見通しとなった。DX推進事業が収益性の向上で黒字を確保する見通しとなったことに加え、主力のDX不動産事業も賃料上昇に伴う価格上昇や堅調な需要によって想定を上回る進捗となったことが要因。
　　併せて、特別株主優待を実施すると発表。26年3月末時点で500株以上を保有する株主を対象に、デジタルギフト1万円分を贈呈する。

　Ｆインタ <7050> [東証Ｇ]　　★今期経常を16％上方修正、株式分割も発表
　◆26年4月期の連結経常利益を従来予想の15.7億円→18.2億円に15.6％上方修正。増益率が24.2％増→43.6％増に拡大する見通しとなった。既存事業とM&Aで取得した連結子会社がともに好調に推移していることを織り込んだ。
　　同時に、26年1月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。併せて、期末一括配当を従来計画の113円→63円(株式分割前換算では126円)に修正した。年間配当は実質11.5％の増額となる。配当利回りは5.19％に上昇。

２）12月16日の決算発表銘柄（予定）
　■発表時間未確認　　※カッコ()内は直近決算発表の公表時刻
　　◆本決算：
　　　<3287> 星野Ｒリート [東Ｒ] (前回17:00)
　　　<3476> Ｒみらい [東Ｒ] 　　(前回16:30)
　　合計2社

　※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。

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