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2017年12月12日19時30分

【特集】内需関連“見直し買い”気配、注目「ドラッグストア・介護関連」9銘柄 <株探トップ特集>

マツキヨHD <日足> 「株探」多機能チャートより

―出遅れ感顕著で狙い目に、起爆剤は「インバウンド需要拡大」と「介護報酬改定」―

 株式市場で、内需関連株を見直す動きが強まっている。日経平均株価が2万3000円近辺に上昇するなか、内需関連株には出遅れ感が指摘されている。とりわけ市場で再評価機運が強まっているのは、インバウンド需要も追い風となるドラッグストアや介護職員の処遇改善機運も出ている介護関連株だ。高齢化関連株としても見直し余地が大きいドラッグストア 介護関連株を狙ってみたい。

●ドラッグストアは訪日客需要好調、食品売り上げ拡大も追い風

 ドラッグストア・介護関連株に再評価機運が膨らんでいる。大手ドラッグストアの場合、積極的な出店攻勢を強めているほか、インバウンド(訪日客)需要に伴う化粧品などの売り上げ増が収益に寄与。また、一部企業は食料品の安売りに注力し、スーパーやコンビニエンスストアの市場奪取に成功しているとの評価も多い。こうしたなか、マツモトキヨシホールディングス <3088> やサンドラッグ <9989> などドラッグストア大手企業の18年3月期4-9月期業績は最高益基調にある。

●介護報酬見直しを注視、「予防」や「遠隔診療」を重視も

 一方、介護関連業界は18年度の介護報酬の見直しに向けた動向が関心を集めている。依然、不透明要因があるが、診療報酬本体よりも小さい幅でのプラス改定となるとの見方が出ている。また、安倍政権の看板政策である「人づくり革命」に絡んだ2兆円規模の政策パッケージのなかには、介護職員の処遇改善が打ち出されている。

 さらに、介護報酬改定に絡んでは介護サービス利用者の自立支援で成果を上げた事業者への報酬を加算することも検討され「介護予防」が重視されているほか、情報通信機器を使った遠隔診療の報酬は手厚くするといった案も伝えられる。介護事業者は、業務効率化を進めており、業績の改善期待は強い。こうしたなか、今後市場ではドラッグストア・介護関連が一段と見直される可能性が高い。以下、有望9銘柄を紹介する。

◇ツクイ <2398>
 高齢者介護サービス大手。主力のデイサービスが好調なほか、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)も収益改善。業界の「勝ち組」評価高まる。今期業績には増額修正観測も。

◇コスモス薬品 <3349>
 九州地盤のドラッグストア。西日本を中心に800店舗超を展開。食品売上高比率は5割超。安売りを武器に業績を拡大。18年5月期業績は、市場には上方修正期待が強い。

◇ウエルシアホールディングス <3141>
 ドラッグストア大手。イオン系。中間決算時に18年2月期連結純利益を従来予想150億円から158億円(前期比9%増)に上方修正。24時間営業店舗の拡大などが寄与。今期業績には再増額観測がある。

◇MRT <6034> [東証M]
 非常勤医師紹介サイトを運営。遠隔診療アプリ「ポケットドクター」を展開。遠隔診療による医療費削減関連として注目。経済産業省推進の「IT導入支援事業者」にも認定。

◇ソラスト <6197>
 旧社名は「日本医療事務センター」。医療関連受託で国内2位。介護・保育関連の拡大に注力。介護事業のM&Aを推進。18年3月期業績に増額期待。

◇インターネットインフィニティー <6545> [東証M]
 全国のケアマネジャーの60%が参加する専用情報サイト「ケアマネジメント・オンライン」を運営。特に、短時間リバビリ型の介護施設「レコードブック」は健康寿命延伸の介護予防で脚光を浴び急成長している。

◇バリューHR <6078>
 健康診断の予約などの健康管理サービスを展開。健診結果を管理し、メタボ対策の支援システムなどを運営。12月末を基準に1対の2の株式分割を予定。業績好調で期末増配を実施。

◇ノーリツ鋼機 <7744>
 写真処理機器からヘルスケア、創薬、シニア・ライフなどに事業転換。遠隔画像診断支援サービスなどを展開。今9月中間期業績は予想を上回り着地。通期増額期待も。

◇ニチイ学館 <9792>
 医療事務受託と訪問介護大手。全国に企業主導型の保育園を運営。英会話教室の語学事業も改革進める。今3月期連結純利益は前期比2.1倍増予想と業績は急回復基調を描く。

株探ニュース
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