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【市況】東京株式(大引け)=135円安、米株安と円高受け反落も値上がり銘柄1200超

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 週明け20日の東京株式市場は前週末の米国株安や足もとの為替の円高などを受けて日経平均は下値を探る展開となった。ただ、個別株の買い意欲は旺盛だった。

 大引けの日経平均株価は前週末比135円04銭安の2万2261円76銭と3日ぶり反落。東証1部の売買高概算は14億5466万株、売買代金概算は2兆3496億2000万円。値上がり銘柄数は1263、対して値下がり銘柄数は700、変わらずは74銘柄だった。

 前週末の欧米株市場が総じて安く、米国株市場ではNYダウが100ドル安と反落したほか、外国為替市場では一時1ドル=112円台を下回る円高方向に振れたことなどから、きょうの東京市場はリスク回避の流れが強まった。今週の米国株市場は23日が感謝祭で休場となることもあって、初動で買った海外投資家などから利益確定の売りが出た。日経平均は先物主導で荒い値動きが続いていたこともあって、慎重なムードも漂い、下値で買い向かう動きも限られた。全体売買代金も2兆3000億円台と活況の目安とされる2兆円は上回ったものの、下期相場入りの10月以降で見た場合は厚みを欠いている。ただ、主力大型株は売られたものの、中小型株には買われるものが多い。値上がり銘柄数も1263におよび値下がり銘柄数を大幅に上回った。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが冴えず、SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>なども安い。日本電産<6594>も売りに押された。MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>が急落したほか、セラク<6199>、TOKYO BASE<3415>なども値を下げた。アルバック<6728>、フォスター電機<6794>なども下落した。

 半面、ソニー<6758>がしっかりした動きをみせ、安川電機<6506>も買い優勢。フィックスターズ<3687>がストップ高に買われたほか、TAC<4319>、ヤマシンフィルタ<6240>、木村化工機<6378>なども値を飛ばした。テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>が上昇、アルテック<9972>、双信電機<6938>なども物色人気を集めた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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