【市況】明日の株式相場見通し=売り買い拮抗で上値重い、先行銘柄には利益確定の売り
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうの日経平均株価は、前場に1996年6月につけたバブル崩壊後の戻り高値2万2666円まであと22円まで迫る水準まで上昇する場面があった一方で、後場に入ると、一時前営業日比103円安まで売り込まれ、結局大引けは方向感に乏しい位置に落ち着いた。4~9月期決算発表も終盤に差し掛かるなか、日経平均株価の今期予想1株利益の上積みの勢いが鈍化するものと見込まれ、日経平均株価2万3000円を前に足踏み状態となっても不思議はない。決算発表が一巡すると“手掛かり材料難”に陥る懸念もある」との見方が出ていた。
週明け6日の東京株式市場はリスク選好ムードのなか、買い優勢で始まったものの、一巡後に日経平均株価は伸び悩み、マイナス圏に沈む場面もあった。ただ、後場後半に買い直され、小幅ながら続伸して引けた。日経平均株価終値は、前営業日比9円23銭高の2万2548円35銭と小幅ながら3日続伸した。
日程面では、9月の毎月勤労統計速報値に注目。海外では、米韓首脳会談、欧州連合(EU)財務相理事会が焦点になる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)