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【市況】明日の株式相場見通し=売り買い拮抗で上値重い、先行銘柄には利益確定の売り

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(7日)の東京株式市場は、売り買いが拮抗するなかで上値の重い推移となりそうだ。4~9月期決算発表の内容を評価しての好業績銘柄物色の流れは継続するものの、一方で先行して株価が上昇していた業種の銘柄には、利益確定売りの動きも出はじめている。

 市場関係者からは「きょうの日経平均株価は、前場に1996年6月につけたバブル崩壊後の戻り高値2万2666円まであと22円まで迫る水準まで上昇する場面があった一方で、後場に入ると、一時前営業日比103円安まで売り込まれ、結局大引けは方向感に乏しい位置に落ち着いた。4~9月期決算発表も終盤に差し掛かるなか、日経平均株価の今期予想1株利益の上積みの勢いが鈍化するものと見込まれ、日経平均株価2万3000円を前に足踏み状態となっても不思議はない。決算発表が一巡すると“手掛かり材料難”に陥る懸念もある」との見方が出ていた。

 週明け6日の東京株式市場はリスク選好ムードのなか、買い優勢で始まったものの、一巡後に日経平均株価は伸び悩み、マイナス圏に沈む場面もあった。ただ、後場後半に買い直され、小幅ながら続伸して引けた。日経平均株価終値は、前営業日比9円23銭高の2万2548円35銭と小幅ながら3日続伸した。

 日程面では、9月の毎月勤労統計速報値に注目。海外では、米韓首脳会談、欧州連合(EU)財務相理事会が焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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