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【材料】キヤノンの上げ足鮮明、増額修正発表もなお保守的との見方

キヤノン <日足> 「株探」多機能チャートより
 キヤノン<7751>の上げ足が鮮明だ。株価は10月3日から19日までの12営業日連続で上昇、20日に一服したもののその後はきょうまで4連騰と一貫した上値指向を続けている。同社は有機ELディスプレー製造工程での蒸着装置などが好調で収益を牽引、今後も高水準の伸びが期待されている。

 今週24日に17年12月期の業績見通しを上方修正、売上高を4兆500億円から4兆800億円(前期比19.9%増)へ、営業利益を3300億円から3500億円(同52.9%増)へそれぞれ増額しており、これと併せて期末に10円の記念配を実施し年間配当は160円とすることを発表した。市場では「オフィス機器の好調などを考慮すると営業利益3500億円はなお保守的であり、100億円程度さらに上積みされる公算が大きい」(国内中堅証券)と指摘され、再増額修正への期待が継続的な投資資金の流入につながっているもようだ。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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