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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

ミクロン <日足> 「株探」多機能チャートより

■ミクロン精密 <6159>  1,563円 (+300円、+23.8%) ストップ高

 ミクロン精密 <6159> [JQ] がストップ高に買われ、年初来高値を更新した。同社は10日に決算を発表。17年8月期の連結経常利益は前の期比4.9%減の10.3億円になったものの、続く18年8月期は前期比12.6%増の11.6億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。同社はセンターレス研削盤や内面研削盤を製造する研削盤大手で、デンソーを主要顧客に持つ。今期は国内販売の強化と米国をはじめとする海外への積極的な販売展開で、売上高のV字回復を見込む。併せて、今期の年間配当は17円とし、8月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は13.3%増配とする方針としたことも支援材料となった。

■栄電子 <7567>  852円 (+150円、+21.4%) ストップ高

 栄電子 <7567> [JQ]が4日連続のストップ高となった。11日も投機資金攻勢が続き需給相場の様相を強めた。電子デバイス商社で半導体製造装置向け部品販売が好調で収益を牽引、18年3月期は営業利益段階で85%増の2億9400万円を計画している。2005年に845円の高値をつけているが、12年ぶりにこの水準を上回った。

■ヴィンクス <3784>  1,490円 (+260円、+21.1%)

 ヴィンクス <3784> [東証2]が急反騰。10日、東証が同社を17日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■ローツェ <6323>  2,729円 (+420円、+18.2%)

 東証1部の上昇率トップ。ローツェ <6323> が続急騰。10日、同社が18年2月期の連結経常利益を従来予想の41.7億円→48.2億円に15.5%上方修正。従来の8.9%減益予想から一転して5.2%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。旺盛な半導体設備投資需要を背景に、主力のウエハ搬送機の販売が想定より伸びることが寄与。同時に発表した18年2月期上期(3-8月)の同利益は前年同期比53.7%増の33.1億円に拡大して着地した。また、ウエハ搬送機の受注急増を背景に、約32億円を投じベトナム工場を増築すると発表している。

■イーグランド <3294>  1,044円 (+150円、+16.8%) ストップ高

 イーグランド <3294> [東証2] が続急騰でストップ高。10日、同社が18年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の4.3億円→6.3億円に44.6%上方修正。増益率が1.2%増→46.3%増に拡大し、4期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。中古住宅再生事業で利益率の高い物件販売件数が伸びたことが寄与。販管費や営業外費用を抑制したことも利益上振れにつながった。なお、通期の経常利益は従来予想の10.5億円(前期は10.1億円)を据え置いた。

■プロパスト <3236>  227円 (+30円、+15.2%) 一時ストップ高

 プロパスト <3236> [JQ]が続急騰。同社は10日に決算を発表。18年5月期第1四半期(6-8月)の経常利益(非連結)が前年同期比70.3%増の4.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。賃貸開発事業で首都圏の小規模賃貸マンションを4物件売却したことが収益を押し上げた。第1四半期業績だけで通期計画の6億円に対する進捗率は77.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■マニー <7730>  3,030円 (+308円、+11.3%)

 東証1部の上昇率3位。マニー <7730> が続急騰。同社は10日に決算を発表。17年8月期の連結経常利益は前の期比14.0%増の46.2億円になり、続く18年8月期も前期比5.2%増の48.6億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は眼科トロカールが伸びるほか、アイレス針も大口顧客からの受注が増加する。また、デンタル関連製品も新興国や欧州など向けに拡大し、5期連続の増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比4円増の38円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■santec <6777>  1,712円 (+162円、+10.5%)

 santec <6777> [JQ]が大幅高で4日続伸、16年ぶり高値圏を快走した。光フィルターをはじめ光通信用デバイスの製造販売を手掛け、業績の伸びは特筆に値する。17年3月期営業利益が前期比倍増の6億3500万円、18年3月期も11.8%増の7億1000万円予想と2ケタ伸長をキープ。しかも、光測定機器などが牽引して第1四半期の営業利益は前年同期比6.2倍と高変化を果たしており、進捗率からも会社側通期予想は保守的でさらなる大幅増額も有力視されている。光子を扱う同社の高技術力は量子コンピューター分野でも応用が利くことで、将来的な成長期待も大きい。

■マルマエ <6264>  1,333円 (+120円、+9.9%)

 マルマエ <6264> [東証M]が続急伸。同社は10日に決算を発表。17年8月期の経常利益(非連結)は前の期比60.9%増の7.3億円に伸びて着地。続く18年8月期も前期比33.0%増の9.8億円に拡大し、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も旺盛な半導体需要を追い風に、主力の半導体製造装置関連部品の受注が拡大するほか、FPD装置関連部品も有機ELや大型液晶テレビ向けに伸び、31.8%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は20円とし、前期の株式分割を考慮した実質配当は100%増配とする方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■サダマツ <2736>  271円 (+23円、+9.3%)

 サダマツ <2736> [JQ]が続急伸。10日の取引終了後、集計中の17年8月期連結業績について、営業利益が従来予想の2億5000万円から3億1100万円(前の期比44.0%増)へ、純利益が4000万円から1億6900万円(同5.8倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入った。売上高は従来予想の96億円に対して95億7800万円(同3.0%増)で着地するなどほぼ計画通りとなった。一方、海外事業の利益貢献に加えて、主力商品の「Wish upon a star」を中心とした高付加価値商品の売り上げ拡大が営業利益を押し上げたほか、円安の影響から為替差益が発生したことも純利益の押し上げに貢献した。

■ツインバード <6897>  830円 (+69円、+9.1%)

 ツインバード工業 <6897> [東証2]が後場急騰。11日午後1時ごろ、集計中の第2四半期累計(3-8月)連結業績について、売上高が従来予想の63億円から66億100万円(前年同期比1.8%減)へ、営業利益が1億円から1億4800万円(同60.1%減)へ、純利益が2500万円から9100万円(同2.8倍)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入った。国内製造によるOEM製品が引き続き堅調に推移していることに加えて、製造原価低減や販管費の圧縮、さらに財務施策として投資有価証券の売却を実行しそれぞれ計画を超過したことが寄与した。また下期は、冷蔵庫・洗濯機市場へ参入し、増加傾向にある単独世帯をターゲットとしたライフスタイル家電を新規投入するとともに、クリーナーを中心とするアジア向けテレビ通販チャネルの売り上げ拡大を図るとしていることから、通期業績上振れへの期待も高まったようだ。

■コーナン商事 <7516>  2,240円 (+179円、+8.7%)

 東証1部の上昇率5位。コーナン商事 <7516> が5日ぶり反発。同社は10日に決算を発表。18年2月期上期(3-8月)の連結最終利益が前年同期非連結比78.6%増の60.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。減損損失が大きく減少したことが大幅増益の主因となった。併せて、通期の同利益を従来予想の90億円→96億円に6.7%上方修正。増益率が48.2%増→58.1%増に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとした。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の44円→50円(前期は44円)に増額修正したことも支援材料となった。

■ネクステージ <3186>  2,737円 (+217円、+8.6%)

 東証1部の上昇率6位。ネクステージ <3186> が大幅に3日続伸。10日、同社が11月30日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて決算を発表。17年11月期第3四半期累計(16年12月-17年8月)の連結経常利益が前年同期比53.9%増の25.4億円に拡大して着地したことも支援材料。

■マネフォ <3994>  3,005円 (+214円、+7.7%)

 マネーフォワード <3994> [東証M]が6日ぶり急反発。11日前引け後に、同社が運営する個人向け自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」の利用者数が、9月に550万人を突破したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。「マネーフォワード」は、銀行やクレジットカード、ECサイト、証券など2600以上の金融関連サービスから入出金履歴や残高を取得し、自動で家計簿を作成するサービス。12年のサービス開始以来、フィードバックをもとに、サービスの改善や機能の拡充を繰り返しており、利用者数の拡大につながっている。

■技研製 <6289>  3,180円 (+180円、+6.0%)

 東証1部の上昇率10位。技研製作所 <6289> が6日ぶり急反発。同社は10日に決算を発表。17年8月期の連結経常利益は前の期比27.7%増の51.9億円に拡大して着地。続く18年8月期も前期比12.5%増の58.5億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期は防災関連やインフラの長寿命化などの公共工事向けを中心に圧入機の販売が好調だった。地震や津波に粘り強い「インプラント堤防」の受注拡大も大幅増益に貢献した。今期も圧入機や工事の受注を伸ばし、6期連続の増収、増益を見込む。

■PCデポ <7618>  900円 (+38円、+4.4%)

 ピーシーデポコーポレーション <7618> が続伸。同社は10日取引終了後に、9月度の月次売上高を発表。既存店売上高は前年同月比4.9%増となり、昨年7月以来のプラスとなったことが好感されたようだ。全店ベースの売上高は同5.6%増で、既存店ベースと同様に昨年7月以来のプラス。セグメント別ではサービスの売り上げが同4.2%減とマイナス基調が続いている半面、商品の売り上げは同23.0%増(前月は2.8%減)と大きく伸びた。

■マクロミル <3978>  2,895円 (+90円、+3.2%)

 マクロミル <3978> が3日続伸。大和証券は10日、同社株の目標株価を3000円から3500円に引き上げた。投資判断は「1」を継続した。「海外・デジタルによる成長ポテンシャルは大きい」と指摘。例えば、欧州子会社のMetrixlabに関して、柔軟性の高い提案、先行者優位による顧客との太いパイプが強みであり、今後も継続的な成長が期待できるとみている。18年6月期の連結営業利益は前期比27%増の86億7000万円(会社予想84億円)、19年6月期は同105億円を見込んでいる。

■ツバキナカ <6464>  2,402円 (+72円、+3.1%)

 ツバキ・ナカシマ <6464> が3日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は10日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」へ引き上げた。目標株価は1840円から2890円に見直した。NN社PBC事業の買収によって、「ボール業界での確固たる地位の確立」と「ローラービジネスの獲得を実現」し、ベアリング用転動体市場のコア企業としての地位を築くと予想。買収効果で18年12月期からの連続最高益更新を見込んでいる。

■テクマト <3762>  1,606円 (+40円、+2.6%)

 テクマトリックス <3762> が続伸。10日の取引終了後、子会社沖縄クロス・ヘッドが日本ヒューレット・パッカードと共同で中小企業向けバックアップソリューションの提供を開始すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。新サービスは、沖縄クロス・ヘッドが提供する外部記憶装置連携サービスである「nas2cloud Plus(ナスツークラウドプラス)」と日本HPが提供する「HPE ProLiant」サーバーを組み合わせたサービス。従来と比較して簡単にバックアップサービスの利用が始められるのが特徴で、同社では年間5億円の売り上げを見込んでいるとしている。

■ファナック <6954>  24,310円 (+435円、+1.8%)

 ファナック <6954> が反発。11日寄り前に内閣府から発表された8月の機械受注統計で、民間設備投資の先行指標となる「船舶、電力を除く民需」の受注額は前月比3.4%増と好調で市場コンセンサスも上回った。好調な設備投資需要を裏付けるものであり、NC装置世界トップメーカーで設備投資関連最右翼に位置する同社株は買い優勢の展開となった。

■浜松ホトニクス <6965>  3,555円 (+40円、+1.1%)

 浜松ホトニクス <6965> が続伸。11日午前11時ごろ、日亜化学工業(徳島県阿波市)と、光技術をはじめとする両社の独自技術を生かした広範囲な協業体制を築くことで基本合意したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。今回の提携は、互いに保有する先進的技術や知的財産権を尊重しつつ、広範囲な協業を積極的に進めることで、両社のビジネスを強化することが狙い。これにより優れた光技術関連の製品を早期に市場へ提供することが可能になるとしている。第1弾として半導体ウエハーの加工技術の一つであるステルスダイシング(SD)で協業を実施。SDエンジン(SDの基幹製品)を製造・販売する浜松ホトニクスが、日亜化学が保有するSDに関する特許の供与を受け、さらに広範なSDの特許ポートフォリオを形成することで、次世代技術の開発を進めるとしており、あわせて日亜化学は浜松ホトニクス製の高性能なSDエンジンのLED製造工程での採用範囲拡大に向けた評価を開始するとしている。

※11日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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