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【市況】NY株式:ダウ39ドル高、FOMC控えて手控えムード

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

19日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は39.45ドル高の22370.80、ナスダックは6.68ポイント高の6461.32で取引を終了した。買いが先行したものの、本日から2日間にわたり開催される連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を見極めたいとの思惑から上値の重い展開となった。米長期金利の上昇で金融セクターが選好された。ダウとS&Pは最高値を更新した。セクター別では、電気通信サービスや銀行が上昇する一方でヘルスケア機器・サービスや不動産が下落した。

通信大手のTモバイルUS(TMUS)とスプリント(S)は株式交換による合併に向けて積極的に協議を行なっていることが報じられ、ともに上昇。小売のコールズ(KSS)は10月から一部の同社店舗にてアマゾンの返品代行を請け負うと発表し、堅調推移。アパレルのマイケル・コース(KORS)やギャップ(GPS)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、買われた。一方で、電気自動車のテスラ(TSLA)はジェフリーズが20年までの赤字継続を予想したほか、大幅な下落余地を指摘し、下落。ドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は同業ライト・エイド(RAD)の買収を巡る再修正案を連邦取引委員会が承認したと報じられたが、売られた。

調査会社NPDグループによると、1-8月における米スニーカー市場占有率は、独アディダスがナイキ(NKE)を抜いたことが明らかとなった。スポーツ小売各社が取扱品目をアディダス重視に転じれば、ナイキの販路が不安定となる可能性もある。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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