市場ニュース

戻る
 

【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

昭電工 <日足> 「株探」多機能チャートより

■昭和電工 <4004>  2,964円 (-176円、-5.6%)

 東証1部の下落率7位。昭和電工 <4004> が反落。24日の取引終了後、17年12月期の連結業績予想について、最終利益を250億円から210億円(前期比70.7%増)へ下方修正したことが嫌気された。インドネシアの持ち分法適用会社インドネシア・ケミカル・アルミナ社の業績悪化と、それに伴う出資分の引き揚げで、持ち分法投資損失約100億円や特別損失約67億円を計上することが要因としている。なお、石油化学セグメントにおいて、堅調な東アジア需給を背景に製品市況が好調に推移したことに加えて、エレクトロ二クスセグメントでハードディスクの出荷が堅調に推移したことなどから、売上高は7450億円から7620億円(同13.5%増)へ、営業利益は545億円から600億円(同42.7%増)へ上方修正した。

■さくらネット <3778>  881円 (-34円、-3.7%)

 さくらインターネット <3778> が大幅反落。24日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高40億1400万円(前年同期比24.5%増)、営業利益1億1400万円(同60.7%減)、純利益2600万円(同83.3%減)と大幅減益だったことが弱材料視されたようだ。VPS・クラウドサービスの伸長や、高火力コンピューティングの成長による専用サーバサービスの好調に加えて、アイティーエム(旧エヌシーアイ)の連結効果もあり、売上高は増収を確保したが、前期におけるエンジニアの増員や平均報酬増加、石狩データセンター増床やサーバ・ネットワーク機器投資増加に伴う減価償却費・リース料の増加などが利益を圧迫した。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高193億円(前期比38.2%増)、営業利益10億5000万円(同3.1%増)、純利益5億3000万円(同3.4%減)の従来見通しを据え置いている。

※25日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均