【通貨】豪ドル週間見通し:もみ合いか、利下げ観測の一段の後退が下支えに
■堅調推移、対円レートは84円台後半まで上昇
先週の豪ドル・円は堅調推移。原油安が嫌気される場面があったが、米金利見通しに不透明感が増したことから、短期筋などの豪ドル買い・米ドル売りが活発となった。米ドル安・円高の流れが一服したことから、豪ドルの対円レートは週末前に一段高となった。取引レンジ:82円59銭-84円81銭。
■もみ合いか、利下げ観測の一段の後退が下支えに
今週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)が懸念している雇用情勢に大幅な改善がみられたことが好感され、利下げ観測の一段の後退が豪ドルの下支えとなる。ただ、下落傾向にある鉄鉱石価格の動向が上値を抑える可能性に注意か。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ:83円00銭-86円00銭
《FA》
提供:フィスコ