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【市況】明日の株式相場見通し=エネルギー不足で方向感に乏しい推移、海外投資家の参加限定的

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(30日)の東京株式市場は、メモリアルデーの祝日で現地29日の米株式市場が休場となることなどから、引き続き海外投資家の参加が限定的となることが見込まれ、薄商いのなかで方向感に乏しい推移となりそうだ。

 市場関係者からは「きょうは、海外市場の休場などの影響で外国人投資家の買いが限定的となり、東証1部の売買代金は2兆円を大きく割り込んだ。全般エネルギー不足で、日経平均株価がこう着状態になると、個別銘柄に人物色気が引き寄せられる現象が起きる。きょうの場合は、任天堂<7974>が1銘柄で売買代金2000億円を超える大商いを記録した。ただ、この1銘柄への集中人気は、全体相場の材料難の表れでもある」との見方が出ていいた。

 29日の東京株式市場は、商い低調のなかで方向感に欠ける展開となり、日経平均株価は前週末比小幅プラス圏で推移していたが、引け際に売られマイナス圏で着地した。日経平均株価終値は、前日比4円27銭安の1万9682円57銭で小幅続落となった。

 日程面では、4月の有効求人倍率・完全失業率・家計調査に注目。海外では、米5月のCB消費者信頼感指数、米4月の個人消費支出が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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