【特集】18年3月期に最高益見込む、低PBR「お宝候補」 26社選出【2部・新興】編 <割安株特集>
ユアサフナ <日足> 「株探」多機能チャートより
17年3月期決算発表も終わり、投資家の注目は18年3月期の業績予想に向けられている。株探集計によると、東証2部・新興企業で、経常利益ベースで最高益更新を見込む企業は約130社に上った。為替動向の先行きに不透明感が漂うなか、外部要因に左右されにくい銘柄の健闘が目立っている。一方で好業績に加え、財務内容も健全を見込みながらPBRが1倍以下という割安株も目についた。
PBRは企業の持つ株主資本(純資産)からみた株価指標で、理論上の解散価値である1倍を下回る状態は「売られすぎ」とされる。外部環境の悪化などでPBRが低い水準まで売り込まれても、収益性や効率性が高い企業は株価反発の期待値が大きい。
下表は東証2部、ジャスダック、マザーズ上場銘柄を対象に、(1)PBRが1倍以下、(2)18年3月期の経常利益が過去最高を見込む――を条件に投資妙味が高まる割安「お宝候補」26社を選び出し、「PBRの低い」→「増益率の大きい」順に記した。(※PBRは26日現在)
※21日に配信しました「18年3月期に最高益見込む、低PBR『お宝候補』 38社選出【東証1部】編」も併せてご覧ください。
┌── 経常利益 ──┐
コード 銘柄 市場 PBR(実) 増益率 今期 前期
<9852> CBGM JQ 0.42 1.4 1800 1775
<7460> ヤギ 東2 0.45 35.4 3600 2658
<3954> 昭和パックス JQ 0.46 2.6 1332 1298
<8006> ユアサフナ 東2 0.47 12.7 2300 2041
<5994> ファインシン 東2 0.56 7.4 2200 2049
<9964> アイ・テック JQ 0.59 3.5 5000 4829
<9782> DMS JQ 0.60 3.8 1254 1208
<1770> 藤田エンジ JQ 0.60 0.6 1530 1521
<6824> 新コスモス JQ 0.61 22.4 2332 1905
<7635> 杉田エース JQ 0.61 8.2 1000 924
<5280> ヨシコン JQ 0.62 3.1 3300 3200
<7444> ハリマ共和 東2 0.63 7.1 1900 1774
<9059> カンダ 東2 0.64 0.5 1720 1712
<9029> ヒガシ21 東2 0.68 6.1 743 700
<2916> 仙波糖化 JQ 0.74 0.4 730 727
<2344> 平安レイ JQ 0.77 0.4 2133 2125
<5965> フジマック 東2 0.78 7.4 2437 2270
<3294> イーグランド 東2 0.79 3.9 1050 1011
<7208> カネミツ 東2 0.83 15.8 1120 967
<6889> オーデリック JQ 0.89 4.1 5100 4899
<3768> リスモン 東2 0.92 3.6 400 386
<5237> ノザワ 東2 0.94 4.0 3400 3269
<5729> 日精鉱 東2 0.95 4.7 1000 955
<6639> コンテック 東2 0.96 20.8 1200 993
<4752> 昭和システム JQ 1.00 5.2 465 442
<8922> JAM 東M 1.00 3.3 7000 6779
※単位はPBRが倍、経常利益が百万円、増益率が%
株探ニュース