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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):GMOクラウ、HIS、クレハ

GMOクラウ <日足> 「株探」多機能チャートより
■GMOクラウド <3788>  3,850円  +535 円 (+16.1%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 GMOクラウド<3788>が続伸し、新値追い。同社は26日、JIG-SAW<3914>とIoTサービスの共同開発・連携で協業すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。両社は、GMOクラウドが提供している「IoTの窓口」(IoT活用における企業のビジネス課題に対して、IoTコンサルタントによる無料相談から、企画・開発・製品・サービス化まで一貫してサポートするサービス)における提携パートナーとしてIoT領域で協業することで合意。IoTデバイスとデータマネジメントの連携による新たなサービスの開発、ビジネスの実現に向けて共同で取り組む。

■エイチ・アイ・エス <9603>  3,200円  +389 円 (+13.8%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 26日、エイチ・アイ・エス <9603> が発行済み株式数(自社株を除く)の5.82%にあたる360万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は5月30日から7月24日まで。併せて、決算を発表。17年10月期上期(16年11月-17年4月)の連結経常利益が前年同期比2.3倍の105億円に急拡大して着地したことも支援材料となった。欧州旅行など利益率の高いツアー商品の販売鈍化や「ハウステンボス」の客数落ち込みを、円安進行による為替差損益の改善で補い、増益を確保した。

■クレハ <4023>  5,630円  +300 円 (+5.6%)  本日終値
 クレハ<4023>が大幅高で年初来高値を更新。18年3月期業績は増収増益予想でPER11倍、PBR0.7倍台と指標面でも割安感が強い。そうしたなか、東海東京調査センターが前週末26日付で同社株のレーティングを「アウトパフォーム」に引き上げるとともに目標株価を8280円に設定しており、これが物色人気に火をつけた格好となった。今期は収穫期に入り、大幅な増益を会社は計画しているが、同調査センターの見方も同様。事業構造の改革は概ね終了し、今後は営業利益2ケタ成長が期待できるとの見解を示している。

■鳥貴族 <3193>  2,785円  +97 円 (+3.6%)  本日終値
 鳥貴族<3193>が3日ぶり反発、前週後半に目先筋の利益確定売りに小休止を入れたが、きょうは朝方から断続的に上値を買い進む動きがみられ、年初来高値を更新。国産焼き鳥店をチェーン展開し、税抜き280円均一という低価格帯の品揃えが家族連れなどの新規需要も開拓している。客単価もここにきて下げ止まってきており、4月の既存店売上高は前年同月比3%強の伸びを確保、5カ月連続で前年実績を上回るなど好調を堅持している。株主還元が市場のひとつの有力テーマとなるなかで、「株主優待券の贈呈なども投資家の琴線に触れているもようだ」(市場関係者)。

■インベスターズクラウド <1435>  4,375円  +135 円 (+3.2%)  本日終値
 インベスターズクラウド<1435>が3日続伸。同社はきょう、IoT機器「TATERU kit」の開発を行う子会社「iApartment(アイアパートメント)」の社名を、6月1日付で「Robot Home(ロボットホーム)」に変更すると発表。ロボットホームでは、誰でも手軽にIoTの賃貸住宅を提供できる「賃貸住宅キット」の販売およびOEM提供を開始するとしており、これが期待材料となったようだ。同社は「賃貸住宅キット」を活用することで、入居者は生活の利便性と安全性を高めるとともに、室内のセントラルコントローラーを使った多様なライフスタイルを実現できるほか、賃貸経営を行うオーナーはIoTを利用して「空室状況」や「内見状況」の把握、空室時の「セキュリティー対策」などが可能になるとしている。

■日本電気硝子 <5214>  774円  +22 円 (+2.9%)  本日終値
 日本電気硝子<5214>が反発。同社は26日取引終了後に、米子会社を通じて、米塗料大手のPPGインダストリーズから米国ガラス繊維事業を取得する契約を締結したと発表。これによるシナジーなどが期待されているようだ。取得価格は約5億4500万ドルで、17年度下期でのクロージングを予定。日電硝はこの取得により、日本・マレーシア・欧州に米国を加えた四極によるグローバルな生産供給体制を構築することができる。

■ユーザベース <3966>  5,050円  +140 円 (+2.9%)  本日終値
 ユーザベース<3966>が後場一段高。同社はきょう、BtoBマーケティング領域に本格進出すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。同社はきょう、新サービス「FORCAS(フォーカス)」をリリース。このサービスは、データ分析に基づいてアプローチすべきアカウントを予測し、マーケティングと営業のリソースを、そのターゲットアカウントに集中する、という戦略的なBtoBマーケティングをサポートする。

■ディー・ディー・エス <3782>  953円  +23 円 (+2.5%)  本日終値
 26日、ディー・ディー・エス <3782> [東証M]がFIDOアライアンスの創設メンバーである、米ノックノックラブズ(NNL社)と技術ライセンス契約を締結したと発表。これを好材料視する買いが向かった。「FIDO」は生体認証などを利用したIDレス・パスワードレス化を実現するオンライン認証規格。同社はFIDO標準の国際的な普及と国内での改正個人情報保護法の施行をにらみ、NNL社から最新のFIDO対応技術供与を受けてNNL社製品・技術を組み込んだ自社製品「マガタマプラットフォーム」関連製品の開発・販売を展開していく。今回のライセンス契約により、同社は独自にNNL社製品を含んだ自社製品の価格体系を新設できるようになった。従来の価格体系では導入時のコストが比較的高価だったが、新価格体系によるイニシャルコスト低減で中小企業などの需要を取り込む構えだ。

■松井証券 <8628>  925円  +22 円 (+2.4%)  本日終値
 松井証券 <8628> が反発。SMBC日興証券が26日付で同社の投資判断「2(中立)」を継続し、目標株価880円→950円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、FXの収益性向上と100周年記念配当を注目材料に挙げた。FX収益はビジネスモデルの変更により、5月中旬から17年3月期第4四半期比3倍へ向上すると予想。また、創業100周年記念配当は90周年記念配当が15円だったことから、保守的に15円と予想、期末へ向けて期待が高まるだろうと指摘している。

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